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チェルシー、内容で勝ったが…退場響く

[ 2008年5月22日 10:11 ]

 延長後半11分、今大会チーム最多6得点のドログバが相手DFの顔を指で払い一発退場。PKの得意なエースを失っていなかったら…。チェルシーのグラント監督は「PK戦はPK戦だ」と淡々と話したが、悔やみきれないだろう。

 後半33分にドログバが右ポストを、延長前半4分にはランパードがクロスバーをたたいた。指揮官が「試合内容では勝ったと思う。選手の姿勢とプレーの質が素晴らしかった」という積極的な攻撃で、シュート数24本は相手の倍だった。
 2003年、巨額負債に苦しむクラブをロシア人政商アブラモビッチ氏が買収。900億円以上をつぎ込んで世界中からスターを獲得し、豪華絢爛なチームを築いてここまで来た。同点ゴールを決めたランパードは、決勝がモスクワで行われることを「粋な巡り合わせだ」と表現していた。
 4季ぶりに無冠に終わったが、選手は胸を張っていいだろう。
(共同)

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2008年5月22日のニュース