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鹿島救った!ダニーロ初ゴール

[ 2008年3月31日 06:00 ]

<鹿島・横浜>初ゴールを決めた鹿島・ダニーロは、サポーターと大喜び

 【鹿島2―1横浜】鹿島の連勝ストップの危機を救ったのは、後半37分に途中出場したMFダニーロだった。1―1の後半40分だ。DF新井場の左からのクロスを相手DFがクリアミス。そのボールをエリア内で拾うと、右足でトラップしたあと、得意の左足で叩き込んだ。「落ち着いてトラップしてゴールを決められて良かった」。後半34分にMF小笠原がPKを外していただけに、ダニーロのリーグ戦初ゴールはチームのリーグ戦連勝記録を12に延ばす貴重な決勝点となった。

 今季に懸ける思いが乗り移ったゴールでもあった。ブラジルの名門・サンパウロから入団した昨季は26試合に出場し得点なし。期待外れに終わったが、今季は「合宿から意気込みが違った」(DF岩政)という。それだけに、岩政も「去年苦しんだ姿を知っているから、うれしかった」と自分のことのように喜んだ。

 「これからもチームの勝利に貢献し、自分もゴールを決められれば」とダニーロ。チームは6戦連続完封のJタイ記録こそ逸したものの、00年以来となる開幕3連勝。リーグ連覇に向けがっちり首位をキープした。

 ≪小宮山“御前”で存在感≫横浜は鹿島に1―2で敗れて今季初黒星を喫したが、MF小宮山が今季2点目を決めて存在感を示した。0―1の後半22分に左サイドから中央に切れ込み右足でゴール。3月8日の今季開幕浦和戦での得点と同じような形で「小宮山ゾーンです」と胸を張った。視察に訪れた日本代表の岡田監督は「きょうは何もありません」と口を閉ざしたが、小宮山は“御前試合”で2戦2発の活躍。昨年5月以来の代表復帰に向けて好アピールとなった。

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2008年3月31日のニュース