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山室 失意から歓喜で涙腺崩壊「ただただ、良かったな」

[ 2016年8月10日 05:30 ]

金メダル獲得を決め、うれし涙を流す山室

リオデジャネイロ五輪体操・男子団体総合決勝

(8月8日 リオ五輪アリーナ)
 絶望から歓喜へ、感情が大きく揺れ動いた山室は、金メダルが決まると涙腺が決壊した。

 「あんまり実感が湧かないですけど、ただただ、良かったなと思います」。最初の種目・あん馬の終盤、ポメル(取っ手)をつかみ損ね台に背中をつくとそのまま落下した。演技後は内村に両手を合わせ謝罪。

 「前の失敗を考えてやるべきではない」と臨んだ得意のつり輪でも、得点を伸ばせなかった。最初の2種目で出番は終了。失意の中、懸命に切り替えた。「ミスをしてしまって、その後は声を出すしかなかった」。大きな声で仲間を鼓舞し、演技以外で支えた。12年ロンドン五輪は、団体決勝の跳馬の着地で左足甲を骨折。好演技でのリベンジはかなわなかったが、表彰台では誇らしく胸を張った。

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2016年8月10日のニュース