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永瀬 執念の銅!男子81キロ級4大会ぶりメダル獲得!

[ 2016年8月10日 05:30 ]

銅メダルを獲得したものの、悔しさをにじませる永瀬(右)

リオデジャネイロ五輪第5日柔道男子81キロ級

(8月9日)
 柔道の男子81キロ級の敗者復活戦9日に行われ、15年世界選手権王者の永瀬貴規(22=旭化成)が3位決定戦でアフタンディリ・チリキシビリ(25=ジョージア)に有効の優勢勝ち。初の五輪出場で銅メダルを獲得した。

 昨年の世界選手権を制した永瀬は初戦となる2回戦は有効で、3回戦は合わせ技の一本勝ち。しかし、準々決勝で有効を奪われ、初の五輪舞台での頂点への道は断たれた。だが、敗者復活戦ではロンドン五輪銅メダルのアントワヌ・バロワフォルティエ(26=カナダ)に背負い落としで一本勝ち。3位決定戦へ駒を進めた。3位決定戦では3分39秒に大外刈りで有効を奪い、その後指導を2つ受けたものの優勢勝ちした。

 試合後には、「また4年後のオリンピックで一番輝くメダルを取れるように精進していきます」と悔しさをのぞかせた。

 男子81キロ級は日本にとって“鬼門”だった。2000年シドニー五輪を最後にメダルはなし。金メダルをもって鬼門突破とはならなかったものの、4大会ぶりにメダルをもたらした。

 ハサン・ハルムルザエフ (22=ロシア)が優勝した。

 ▼81キロ級=永瀬 貴規(ながせ・たかのり)15年の世界選手権覇者。長崎日大高で11年全国高校総体、筑波大に進み13年ユニバーシアードを制覇。14年から全日本選抜体重別選手権3連覇。世界ランキング2位。得意は大内刈り、内股、体落とし。旭化成。1メートル81。22歳。長崎県出身。

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2016年8月10日のニュース