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田代 柔道女子63キロ級3位決定戦に敗れ涙「申し訳なく思う」

[ 2016年8月10日 04:55 ]

3位決定戦で敗れ涙する田代

リオデジャネイロ五輪第5日柔道女子63キロ級

(8月9日)
 柔道の女子63キロ級が9日に行われ、田代未来(22=コマツ)が3位決定戦でヤーデン・ジェルビ(27=イスラエル)に優勢で敗れた。今大会、柔道の日本勢では、初めてメダル獲得を逃した。

 腰車で有効、大内返しで技ありを取られ、相手に3枚の指導が出たものの、及ばなかった。試合後は、田代は声をつまらせながら「たくさんの方々が支えてくれて、背中を押してもらったのにもかかわらず、こういう結果で申し訳なく思う」と涙にくれた。

 世界選手権2年連続3位と期待の田代は、初戦を1本で勝ち上がったカタリナ・ヘッカー(オーストラリア)と対戦。積極的に足技を仕掛け、技あり、有効を奪い、終始優勢に試合を進めると得意の小外刈りで1本。続く準々決勝、エステファニア・ガルシア(エクアドル)と対戦し、2分14秒に小内刈りで有効を奪い、優勢勝ちで初めての五輪で4強進出となった。しかし、クラリス・アグベニェヌ(23=フランス)との準決勝では、3分21秒に場外指導を受け優勢で敗れ、3位決定戦に回った。しかし、腰車で有効、その後に技ありを取られてしまった。

 ▼63キロ級=田代 未来(たしろ・みく)10年にユース五輪と世界ジュニア選手権を制覇。14、15年に世界選手権3位。世界ランキング6位。得意は内股、大内刈り。東京・淑徳高出、コマツ。1メートル63。21歳。東京都出身。

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