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内村 無頓着だった金メダルの扱い方 この金は違う?

[ 2016年8月10日 10:20 ]

団体総合で優勝を決めガッツポーズで喜ぶ内村航平
Photo By スポニチ

リオデジャネイロ五輪体操・男子団体総合決勝

(8月8日 リオ五輪アリーナ)
 12年ロンドン五輪の個人総合の戴冠を含め、内村が世界選手権と合わせた世界大会で獲得した金メダルは、今大会までに11個に上った。黄金の輝きはアスリートの勲章だが、その扱いには無頓着だ。どこに片付けたかを忘れ、必要な時に慌てることもしばしば。他競技の金メダリストと会った時、内村の金メダルは、少し色が落ちていることもあった。

 メダルとは対照的に、収集が趣味の時計とスニーカーは、丁重に扱う。時計は自宅の専用ケースにきちんと収められ、収納できないほど大量のスニーカーも「本当に好きな人は、履かなくて見ているだけでいい」と内村は言う。リオ前に購入した逸品を「かっこいいだろ~」と、どや顔で妻・千穂さんに見せた。

 個人総合では世界に敵なしだが団体総合は3度目の五輪でやっと頂にたどり着いた。明らかに、これまでとは違う意味を持つ黄金の輝き。扱い方も、他の金メダルとは違っていたりして。(体操担当・杉本 亮輔)

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2016年8月10日のニュース