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シルバ涙の金 ブラジル金メダル第1号は柔道女子

[ 2016年8月10日 05:30 ]

柔道女子57キロ級で優勝を決め、喜ぶブラジルのラファエラ・シルバ

リオデジャネイロ五輪・柔道女子57キロ級

(8月8日 カリオカアリーナ)
 ラファエラ・シルバが開催国ブラジルの金メダル第1号となった。

 地元の大声援を受けた決勝では隅落としで技ありを奪って五輪初制覇。表彰台では感極まって涙を流した。リオで最も治安が悪いスラム街に育ち、8歳から04年アテネ五輪男子81キロ級銅メダリストのフラビオ・カント氏の道場に通って成長。ロンドン五輪では2回戦で反則負けして悪態をつき、サル呼ばわりされるなどの人種差別を受けたが、「ロンドンのサルが地元で五輪チャンピオンになったわ」と胸を張った。

 ◆ラファエラ・シルバ(ブラジル=柔道女子57キロ級)12年ロンドン五輪9位。13年世界選手権優勝。得意は内股。1メートル69。24歳。

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2016年8月10日のニュース