×

吉田沙保里「今まで通りの自分で」 4連覇へリオに出発

[ 2016年8月10日 11:54 ]

リオ五輪へ向け出発する前にポーズをとる、レスリング女子の吉田沙保里(左)と登坂絵莉

 リオデジャネイロ五輪レスリング女子53キロ級の吉田沙保里と48キロ級の登坂絵莉(東新住建)が10日、成田空港から現地リオデジャネイロへ向けて出発した。五輪4連覇の偉業へ吉田は「(これまでの五輪と比べ)変わったのは年を取っただけ。今まで通りの自分でいけば大丈夫」と話した。

 吉田は調子の維持や体への負担を考慮し、自腹でビジネスクラスに変更。航空便も予定していた夕刻から変更となった。また、初の試みで金色のマニキュアを塗ったといい「金を取りたい、という意味も込めた」と準備に余念がない様子だった。世界選手権3連覇中で初の五輪となる登坂は「闘志むき出しで、相手に負けないように金メダルを取りにいきたい」と意気込んだ。

 夕刻の便では、吉田と同じく4連覇を目指す58キロ級の伊調馨(ALSOK)ら4選手が、成田空港から現地へ出発した。伊調は「たくさんの人に期待されているので、金メダルを目指して頑張りたい」と落ち着いた表情で話した。

 日本勢の活躍に感動し、鼓舞されたようで「自分の気持ちも高ぶってきた」と臨戦態勢に入り始めた様子。6月に痛めた左肩の状態については「順調」と強調した。昨年の世界選手権で2位に入り、初の五輪となる63キロ級の川井梨紗子(至学館大)は「絶対優勝して帰りたい」と自信をのぞかせた。

続きを表示

2016年8月10日のニュース