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リオ熱戦の陰で…劣悪労働環境に不満爆発「1日働くのは無理だ」

[ 2016年8月10日 09:00 ]

 売店店員は反乱寸前!?ブラジルの大手メディア「グローボ」電子版が8日、リオデジャネイロ五輪会場の売店運営を請け負ったフードチーム社に対し、同社の短期契約職員から労働規約を守っていないと批判の声が上がっていることを報じた。

 ビーチバレー会場の売店職員は「本来は8時間労働の契約だったのに、12時間働かされるときもある。昼食も用意されていない。渡されるのは紙パックジュース、小さなサンドイッチ、ケーキの1かけらの軽食セットのみ。契約では一日600円の昼食代が振り込まれるはずだったのに(振り込まれない)。これで1日働くのは無理だ」と主張。

 会場内に従業員用のレストランは用意されているものの、ボランティア、セキュリティ管理の軍、消防関係の人間しか利用できない。セキュリティのため飲食物の持ち込みは禁止されているが、「こっそりかばんにケーキやちょっとした食べ物を隠し持ってくる。水も支給されるのは500ミリリットルのペットボトル2本のみで、水飲み場は遠い場所にしかなく、飲みにいくこともままならない」。不満が噴き出す中、仕事を休む職員も出てきた。そのせいでますます1人あたりの負担が増えているという。

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2016年8月10日のニュース