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日本 800Mリレーで歴史的快挙 松田「このメダルきっかけに自由形を強く」

[ 2016年8月10日 12:40 ]

銅メダルを獲得して笑顔の(左から)松田、小堀、江原、萩野

リオデジャネイロ五輪競泳

(8月9日)
 男子800メートルリレー決勝で、400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22=東洋大)、江原騎士(23=自衛隊)、小堀勇気(22=ミズノ)、松田丈志(32=セガサミー)で臨んだ日本が銅メダルを獲得。同種目でのメダル獲得は1964年の東京大会での銅メダル以来で、同種目52年ぶりの快挙となった。

 第1泳者の萩野が2位でバトンタッチ。積極的な泳ぎでレースを作った。「昨日みたいな失敗は絶対に許されないと思っていた。現段階では出来る限りのことをしたと思う」と7位に終わった200メートル自由形決勝の雪辱を果たした。

 第2泳者の江原の目には涙。「目標のタイムには届かず自分の中では残念だが、3人に助けられた。3人の力を借りてメダルを獲ることができた」と、しきりにチームメイトへ感謝した。

 予選より2秒近くタイムを上げ、メダル獲得に大きく貢献したのは第3泳者の小堀。「前の2人が良い順位で来てくれていたので、自分のタイムは見ていなかった。最後まで死ぬ気で泳ぎました」と振り返った。

 メダル圏内を死守したアンカーの松田は、「何とかメダルは獲りたいと思って泳ぎました」と充実の表情。「このメダルをきっかけに、若い選手たちがさらに日本の自由形を強くしてくれることを願っています」と後輩たちへメッセージを送った。

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