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佐藤V3ラン!!悪夢のコールド負け払しょく

[ 2008年8月17日 06:00 ]

 【北京五輪 ソフトボール】1次リーグ第5戦で日本は中国を3―0で下し、通算4勝1敗とした。3回2死二、三塁から佐藤理恵(28=レオパレス21)が右翼に3点本塁打を放って先制。エース上野由岐子(26=ルネサス高崎)―坂井寛子(29=太陽誘電)の黄金リレーで中国を完封した。日本は17日にベネズエラと対戦する。

 佐藤が内角球を強振した打球が、右翼スタンドに吸い込まれた。3回2死二、三塁。「チームのために、ここで決めなきゃ。その一心だった」と振り返った会心の当たりで、米国戦のコールドショックを振り払った。
 初回、四球と失策で得た2死満塁の先制機を生かせなかった。米国戦翌日の試合。嫌なムードが広がった。佐藤はアテネ五輪で代表入りしたが、代走で出場しただけ。ベンチで声をからしながら銅メダルの悔しさをかみしめただけに、北京に対する思いは大きかった。
 今大会は、グラブに“逆にサンキュー”との文字を縫い込んだ。「どんな逆境でも、自分を成長させてくれる機会と思って感謝の気持ちを持つ」との意味が込められている。「4年前の悔しさがあるので、今がある。1打席ごと悔いがないように立っている」と目を輝かせた。

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2008年8月17日のニュース