伊調姉妹引退も…「１人で戦っても」

　レスリング女子６３キロ級で五輪連覇を達成した伊調馨（綜合警備保障）は１７日の試合後、４８キロ級の姉、千春（同）が前日に引退を示唆したことを受け「千春がいなくなって続けるわけにいかない。１人で戦っても面白くない」と話した。

　姉妹そろって引退する可能性が出てきたことに、栄コーチは「千春は減量が苦しく、ご苦労さまという感じはある。馨まで辞めるのはもったいない」と困惑気味に話した。１０月に東京で開催される世界女子選手権の出場については、今後２人と話し合うという。

　富山監督は「２人に強制はできない。気が抜けた部分はあると思う。しばらく休養を取る手もある」と話した。（共同）