今週の丸山元気!

ポイントオブオナー 初ダートでどこまで頑張れるか

[ 2019年10月20日 23:09 ]

今週は土曜日曜は新潟、月曜は東京で3日間合わせて24鞍に騎乗します。

ジーナスイート(土曜8R)は前走の2000メートルは長かったですね。マイルならいいと思いますし、楽しみにしています。

ポイントオブオナー(土曜9R)は未勝利馬で格上挑戦になりますし、ダートも初めてですからね。マイペースで運んでどこまで頑張れるか。

ラルナジェナ(日曜1R)は悪くないですよ。前走も終いはいい脚を使っていましたし、中間乗っていないのでわかりませんが、前回より体力が付いていれば、もっとやれていいと思います。

セブンシースケイプ(日曜5R)は調教で乗りましたが、まだこれからの馬ですね。経験を積んで力を付けていってくれれば。

スタインウェイ(月曜2R)はゲートが怪しいので、今回もスタートが鍵になりますが、叩いて良くなっていれば、もっとやれていいと思います。

ヘイワノツカイ(月曜7R)の前走は休み明けでしたからね。このクラスでも力は足りますし、叩いて良くなっていれば。

サンタナブルー(月曜9R)は終いは脚を使ってくれるので、展開次第ですね。

コーラルプリンセス(月曜12R)は今回ダートを試してもらうことにしました。力はある馬ですし、いい面を見せてほしいですね。

今週も応援をよろしくお願いします。


◎山崎の見解
土曜日
2Rエースレイジング ☆☆☆☆
 新馬戦では9馬身差離された2着だが、勝ち馬が強すぎた印象。好位につけられるセンスの良さがあり、やや低調な今回の組み合わせなら上位争い必至。前走ダートで変わり身を見せたエウロバ、前走はスタートで躓く不利があったオーシャンアイ、距離延長は歓迎のタイセイブーティーが強敵か。

5Rブラックトマホーク ☆☆
 ここまで2戦しているが、いい先行力を見せ4、5着。この中間はウッドコースで調教をするなどしっかり負荷をかけられており、粘りが増す可能性は十分。距離短縮でスピードが生きそうなゴールデンエポック、器用さがあるテンジュインとクサヒバリが上位候補か。

6Rシンドラー ☆☆☆☆☆
 前走は大きく出遅れて、外々を回るロスもあったが、それでもメンバー最速の上がりを使い3着。大型馬で叩いた上積みは十分。低調な今回の組み合わせなら勝ち負け。持ち時計を大幅に詰め前走パフォーマンスを上げたアピテソーロ、直線の長いコースは合いそうなパラパラとシークレットローザが強敵か。

8Rジーナスイート ☆☆☆
 前走は直線で追い出しを待たされる場面があったが、それでも勝ち馬とは僅か0.3秒差。距離短縮で更に切れ味が増せば、上位食い込みがあっても。調教の動きがいいベルキューティ、好仕上がりで新潟も合うトロシュナ、未勝利勝ちが強かったマルシュロレーヌが強敵か。

9Rポイントオブオナー ☆☆
 未勝利馬だが、過去の対戦比較から1勝クラスでも通用する下地はある。初ダートが鍵になるが、前々でマイペースで運べれば渋太いタイプ。粘り込みも可能か。安定感が出ていたトレイントレイン、クラス2戦目のタイセイシャトル、終い堅実なスキッピングロックが上位候補か。

10Rヘブンリーデイズ ☆☆☆☆
 好位で器用に立ち回れるタイプで、4戦連続で馬券圏内と近走安定した走り。コース実績もあり、今回も上位争い可能。立て直して好仕上がりのサンアップルトン、クラス慣れしてきたイルーシヴゴールド、新潟は大崩れがないブルースカイハーツが強敵か。

11Rロンドンテソーロ ☆☆☆
 前走の昇竜Sは距離が長かった印象。中山ダート1200メートルで旧500万を好時計勝ちしているように、1200メートルはベストの距離。休み明けでも仕上がりも良く、上位争いは十分可能。前走が惜しい2着だったマラードザレコード、渋太さがあるシスル、前走が完勝だったサーストンバーラムが強敵か。

12Rポルボローネ ☆
 前走も終いは脚を使っているが、パンチ不足の印象。年齢的にも大きな上積みは乏しく、上位争いまでは…。2戦連続で2着のエムオールビー、直線競馬は合うトモジャファイブ、前走はペースが速かったコンピレーションが上位候補か。


日曜日
1Rラルナジェナ ☆☆☆
 前走はスタートが遅く後ろからになったが、直線で追い上げて5着。格上馬相手に併せ馬をするなど中間は中身の濃い調教を消化。前回と比べて相手関係が楽になった印象もあり、上位争いは十分可能。トビが大きく距離延長は好材料のパリスデージー、器用さがあるゴールドパラディン、前走は道悪が応えたビオグラフィーが強敵か。

3Rココリジャスミン ☆☆
 未勝利馬だが、惜しい2着が3回あり、対戦比較からも通用する下地はある。前々で運べれば渋太く、前有利の新潟なら粘り込みがあっても。中央再転入初戦の前走で3着といきなりメドを立てたソルファ、未勝利勝ちが楽勝だったグロリアーナ、クラス慣れしてきたアレグレモエティーが上位候補か。

5Rセブンシースケイプ ☆
 調教量は十分だが、目立った時計が出ていない。使いつつ良くなってからか。入念に乗り込まれて最終追い切りでも上々の反応を見せたリアンフィーユ、好馬体で動きも水準以上のブライティアランド、乗り込み十分で好仕上がりのセレーネグランツが上位候補か。

6Rモッズストーン ☆☆☆
 マイペースなら渋太いタイプで、前走も速めのペースで逃げてそのまま押し切る強い勝ち方。休み明けは苦にしないタイプ。今回も単騎逃げに持ち込めれば、昇級初戦でも上位争い可能。堅実なサクラルーフェン、去勢明けも好仕上がりのスペースクラフト、減量騎手起用でもうひと押しを狙うワンダーコノシュアが強敵か。

8Rシアトルトウショウ ☆☆
 新潟は過去に2走して、現級で2、3着の好走歴あり。展開に左右される面はあるが、終いは堅実なタイプ。展開ひとつで上位食い込みがあっても。前走は外を回りロスが多かったカーンテソーロ、前走復調気配が窺えたエースロッカー、昇級初戦の前走でいきなり3着とメドを立てたワールドイズマインが上位候補か。

9Rキングテセウス ☆☆☆
 近2走は4、3着だが、小回りのコース形態が合わなかった印象。極端な瞬発力勝負では分が悪いが、渋太く脚を使えるタイプで新潟外回りは好材料。かなり低調な今回の組み合わせなら上位争い可能。前走の末脚が目立っていたシトラスクーラー、終い堅実なリーガルメイン、広いコースに替わるのは好材料のアメリカンウェイクが強敵か。

10Rミッキースピリット ☆☆☆☆
 前走はタイム差なしの2着だったが、走破時計は優秀で相手が悪かった印象。1400メートルはベストで左回りも問題なし。今回も上位争い可能。終い堅実なノーブルアース、渋太さがあるブルスクーロ、距離短縮は好材料のアスタービーナスが強敵か。

11Rシアーライン ☆☆☆
 前走は昇級初戦だったが、好位から渋太く脚を使い勝ち馬とは僅か0.1秒差。大型馬だが、鉄砲実績があるように休み明けでも問題なし。今回のメンバー構成なら上位争い可能。レース内容が良くなってきているリュウノユキナ、前走2着と復調気配のテーオージーニアス、渋太さがあるメイショウサチシオが強敵か。


月曜日
1Rユークレース ☆☆☆
 半兄にダートで活躍したサナシオンなどおり、血統的にはダート替りは歓迎。少し間隔が開いたが仕上がりも良く、変わる可能性は十分。調教の動きが良いアスティパレア、終い堅実なセイレーンズベルン、前走の末脚が目立っていたラブリーエンジェルが強敵か。

2Rスタインウェイ ☆☆
 前走はゲート練習中心で太目残り。この中間はしっかり調教を積んでおり、体が絞れていれば上位食い込みがあっても。新馬戦で2着のダイワミラクル、渋太さがあるブンロート、前走の末脚が目立っていたマイネルソラスが上位候補か。

4Rオーラソラーレ ☆☆☆
 新馬勝ちした僚馬に先着するなど、中間の動きは上々。ダートが合いそうな血統でもあり、初戦から上位争い可能。水準以上の動きを見せているコードジェニック、一追い毎に動きが良くなっているビートザウイングスとエリモグリッターが強敵か。

5Rフィエールボス ☆
 乗り込み本数は十分だが、まだ追ってからの反応が一息。使いつつ良くなってからか。素軽い動きを見せておるデトロイトテソーロ、好仕上がりのガナドルメモリア、一追い毎に動きが良くなっているトゥゲザーアゲインが上位候補か。

7Rヘイワノツカイ ☆☆☆☆
 前走は6着だったが、スタート後に接触して位置取りが悪くなった分と、幾分急仕上げだったことも影響した印象。東京は6戦して3連対しているように条件替りは好材料。叩いた効果も見込める今回は上位争い可能。マイペースなら渋太いグレイテスト、好仕上がりで直線の長いコースも合うフィリアーノ、東京向きの決め手があるキングオブコージが強敵か。

9Rサンタナブルー ☆☆
 前残りが多い新潟から、差しが届きやすい東京に替わるのは好材料。他力本願な面はあるが終いは堅実なタイプ。展開ひとつで食い込みがあっても。前走初ダートで2着と適性示したジャスティン、前走は直線で不利を受け不完全燃焼のグッドヒューマー、好仕上がりのボストンテソーロが上位候補か。

10Rオーヴァーライト ☆☆
 過去に現級3着があり通用する力は秘めている。近走の1200メートルは現状少し忙しかった印象で、距離延長と軽ハンデで前進は可能。底らしい底を見せていないサトノギャロス、終い堅実なドリュウ、東京巧者のアメリカンファクトが上位候補か。

12Rコーラルプリンセス ☆☆
 今回が2回目のダートになるが、初ダート時は不利があり不完全燃焼。父クロフネが示す通りダートは合いそうな血統背景。変わっても不思議ではない。長くいい脚を使うミスパイロ、好仕上がりのペイシャネガノ、前走は出遅れが応えたインバウンドが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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