今週の丸山元気!

ヒストリア どこまでやれるか楽しみ

[ 2019年6月14日 17:48 ]

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて17鞍に騎乗します。

ホウオウモントレー(土曜8R)の前走は終いにいい脚を使ってくれましたし、ブリンカー効果はあったと思います。もう少しゲートを出てくれれば、もっとやれても良さそうです。

ヒストリア(土曜11R)は競馬で乗るのは初めてなので何とも言えませんが、調教の動きは良かったですし、乗りやすい馬で折り合いも問題ないはず。昇級になりますが、どこまでやれるか楽しみはあります。

マイネルストラトス(土曜12R)はベストは右回りですが、最近は東京でも安定していますからね。使っているので疲れがないか少し心配はありますが、状態を維持できていれば今回も頑張ってくれると思います。

ウインドジャマー(日曜5R)は調教で動きますし、いいモノを持っていますよ。大人しい気性で乗りやすいですし、初戦から楽しみにしています。

ネイビーアッシュ(日曜7R)はこのクラスでもやれる力はありますが、ゲートがうるさいのでその辺がカギになりますね。

今週も応援をよろしくお願いします。


◎山崎の見解
土曜日
1Rハディア ☆☆
 初戦は好位から流れ込み5着だったが、レースセンスの良さを見せ悪くない内容。叩き2戦目で粘りが増せば上位圏内も。叩いて調教の動きが変わったトーセンシグナル、大型馬で上積み十分のブンロート、最終追い切りで上々の動きを見せたコスモカッティーボが上位候補か。

2Rレプトン ☆☆☆
 アップクォークなどOP馬2頭を兄に持つ良血馬。入念に乗り込まれ仕上がりも良く、やや低調な今回の組み合せなら既走馬相手でも上位争い可能。終い堅実なフォーアネームとサイファリス、2戦連続で2着のワンダーマンボが強敵か。

7Rヴィーヴァステラ ☆
 好位につけられる器用さはあるが、ワンパンチ足りない競馬続き。1ハロン距離短縮でもうひと伸びあればいいが…。好仕上がりで今の未勝利なら力量上位のソルドラード、前走上々の粘りを見せたマヤノハルモニア、前走の末脚が目立っていたテンペスタージが上位候補か。

8Rホウオウモントレー ☆☆☆
 前走は最後まで脚を使い4着とブリンカー効果が窺えた内容。走破時計も上々で、今回の組み合わせなら上位争い可能。安定感が出てきたプタハとクリップスプリンガ、好仕上がりのクインズラミントンが強敵か。

10Rベストティアーズ ☆
 昇級初戦の前走が10着と大敗。現状ではもう少しクラス慣れが必要な印象。2戦連続で2着のアンリミット、前走好時計で逃げ切り旧500万を勝ったカレングロリアーレ、終い堅実なスイーズドリームスが上位候補か。

11Rヒストリア ☆☆☆
 常に33秒台の上がりを使えるタイプで瞬発力勝負に強く、東京コースは3勝2着2回と好相性。昇級初戦でも差のない競馬が可能。いい決め手を持っているスパイラルダイブ、2戦連続で惜しい2着のシンギュラリティ、前走はスタート後に不利があったジナンボーが強敵か。

12Rマイネルストラトス ☆☆☆
 どちらかというと右回り向きだが、近6走中5回馬券圏内と安定した成績。前走の走破時計も上々で、今回も上位争い可能。前走は出遅れが応えたマックスアン、渋太さがあるカーネリアン、前走の末脚が目立っていたセイカヤマノが強敵か。


日曜日
1Rハルワタート ☆☆☆
 前走は芝で案外だったが、パワフルな走りで血統的にもダート替りは好材料。やや低調な今回の組み合わせなら一変があっても不思議ではない。センスの良さが光るルンルンバニラ、終い堅実なシュンラン、器用さを身に付けてきたレディグレイが強敵か。

2Rウインドスケール ☆☆
 新馬戦で上位人気に支持されたように能力は秘めている。ダート戻りと初ブリンカーの効果で変わる可能性も。前走は距離が長かったサクラザチェンジ、堅実なマイネルイヴィンス、マイペースなら渋太いアペタイザーが上位候補か。

4Rクラウソラス ☆
 ここまで4戦しているが、なかなか成績が上がってこない。立て直した効果でどこまで変わるかだが…。終い堅実なホウオウビクトリーとスズロザーナ、直線の長いコースは合うヤップヤップヤップが上位候補か。

5Rウインドジャマー ☆☆☆☆
 入念に乗り込まれており、最終追い切りの動きも上々。丸山騎手の感触も良いようで、初戦から上位争いが期待できそう。好馬体で素質秘めるサクセッション、坂路で水準以上の動きを見せているタイキラッシュ、徐々に素軽さが出てきたベアジェットが強敵か。

7Rネイビーアッシュ ☆☆☆
 ゲートに課題があり前走は11着と敗れたが、2走前に現級で2着とダート適性は十分。休み明けになるが調教の動きも良く、発馬が決まれば上位食い込み可能。減量騎手起用でもうひと押しを狙うグッパイガール、長くいい脚を使えるビジョッテ、前走は一旦先頭に立ち勝ちに等しい内容だったシャドウアイランドが強敵か。

8Rミヤコローズ ☆☆☆
 2走前の未勝利勝ちは優秀。前走はマイルで9着と敗れたが、適条件に戻れば上位争い可能。素質上位のスイートセント、距離短縮は好材料のサトノコメット、2戦連続2着のタイドオーバーが強敵か。

9Rディアシューター ☆☆
 前走は昇級初戦に加えて長期休養明けで13着と敗れたが、旧500万勝ちの時計は優秀。叩き2戦目で前進可能。調教の動きが良く好仕上がりのレオアルティメット、前走楽勝のチュウワフライヤー、渋太さがあるゴールドブラッドが上位候補か。

10Rエリティエール ☆☆☆☆
 昇級初戦になるが、過去の対戦比較から2勝クラスでも通用下地はある。直線の長いコース向きのいい瞬発力を持っており、連勝も十分狙える。前走は直線で不利があったアルムフォルツァ、休み明けも好仕上がりのプレシャスブルー、終い堅実なベイビーステップが強敵か。

11Rイメル ☆☆
 栗東坂路で好時計を連発し、更に状態は上向いている印象。距離延長に相手強化と条件はかなり厳しくなるが、状態の良さでどこまでやれるか。長くいい脚を使うニューモニュメント、ダートでは底を見せていないデアフルーグ、前走楽勝のダンツキャッスルが上位候補か。

12Rビレッジキング ☆
 近走二桁着順続きで成績が上がってこない。芝替わりで少しでも前進があればいいが…。前走が初の古馬相手でも2着とメドの立つ内容だったペルソナデザイン、前走が勝ちに等しい2着だったモンツァ、芝に戻るマードレヴォイスが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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