【日本ダービー】安田師 初挑戦で41歳最年少V「この経験を今後に生かしていかなければ」

[ 2024年5月27日 04:44 ]

<日本ダービー>表彰式プレゼンターの見上愛(左)、佐々木蔵之介(右)と笑顔の安田翔師(撮影・村上 大輔)
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 ダービー初出走で称号をつかんだ。安田翔伍師は41歳10カ月19日とグレード制導入後、調教師として最年少でのダービーV。余韻に浸りながらも「前走(皐月賞を競走除外)のことがあったので、無事にレースを終えることができて良かった」と愛馬を気にかけた。

 父・隆行氏のもとで03年から調教助手として研さんを積んだ。調教師へ転身。この大舞台の重みをより強く感じていた。父が調教師として勝てなかったダービー。息子が力強く獲った。「ダービーは憧れのレース。この年齢でダービーを勝たせてもらった。この経験を今後に生かしていかなければ」と口を結んだ。

 ダノンデサイルを担当する原口厩務員はG1・7勝馬テイエムオペラオーや東京大賞典4連覇オメガパフュームを手がけた腕利き。ダービー3着だったテイエムオペラオーの悔しい思いが25年の時を経て、ダノンデサイルで結実した。安田師は「キャリアが豊富で馬との距離感を取るのが凄く上手な方。(中間は)精神状態の面の確認は取りましたが、コンディションに関して細かい指示はしていない」と全幅の信頼を寄せる。

 兄・景一朗助手が調教の陣頭指揮を執るなど厩舎力は年々向上。若きトレーナーを支える優秀なスタッフが顔をそろえる。ダービーという大きな勲章を得て、さらなる大舞台へ翼を広げる。

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