大量騎乗停止 JRA審判部長、通話の2人は「誤った解釈があった」騎手同士の連絡もアウト

[ 2023年5月3日 15:31 ]

説明会を行うJRA久保厚審判部長(左)(撮影・亀井 直樹) 
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 JRAは3日、騎手の今村聖奈(19)、永島まなみ(20)、古川奈穂(22)、河原田菜々(18)、小林美駒(18)、角田大河(19)を騎乗停止処分にしたことを発表した。

 競馬開催日のスマートフォン使用によるもので、停止期間は5月13日から6月11日までの30日間(開催10日間)。JRAでは公正確保のため、競馬開催中の騎手の外部との接触を禁止。ジョッキーが宿泊する調整ルーム内での携帯電話やスマホの使用、外部との通信は禁止されているため、日本中央競馬会競馬施行規程第147条19号「競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者」に該当すると認定された。

 河原田、小林、永島、古川は騎手控室にスマホを持ち込んでインターネットを閲覧した。今村は同様のインターネット閲覧と、角田河との通話だった。

 JRAはスマホの履歴などを調査し、久保厚審判部長は「公正確保上、重大なものはなかったと。今回については通信機器の使用に関してルールをしっかり把握していなかった。誤った解釈をしていたところもあって、(騎乗停止が)30日を越えるものではないと判断しました」と説明。通話の2人については「通信機器の使用のルールを守らなければいけないというのは全員理解していると思います。外部や第三者との連絡はダメということで、騎手同士でするものは許されるのではないかという誤った解釈があったと思います」と話した。

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