【平塚競輪G1「日本選手権競輪」2日目】11R・郡司 地元の誇り

[ 2023年5月3日 04:45 ]

地元エースの誇りを胸に戦う郡司
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 輪界最高峰のG1「第77回日本選手権競輪」(優勝賞金8600万円)が2日、平塚競輪場で開幕した。初日の11R・特別選抜予選は吉田拓矢が抜け出して快勝。2、3着の清水裕友、吉沢純平までが4日目の「ゴールデンレーサー賞」に駒を進めた。きょう2日目は特別選抜予選2レースと残りの一次予選。10Rは新山響平―守沢太志の北日本S班コンビ、11Rは地元ダービー制覇へ全身全霊で臨む郡司浩平が中心になる。

 【11R】先行力抜群の深谷に郡司―和田が続く南関ラインが本線。四分戦になるが先行実績上位の深谷がライン3車を生かして主導権を握る公算が大きい。地元エースの郡司が別線の動きを見極め、番手の仕事をこなしてゴール前で差す。

 新田は先手ラインに乗り自分のタイミングで踏み込むと逆転がある。新田マークは佐藤で(9)=(2)押さえ。浅井は前を任せる太田の動き次第で直線伸びて上位。

 (1)深谷知広 小田原記念は自分らしさを出せた。計画的に練習ができたし体調面は大丈夫。前で頑張る。
 (2)佐藤慎太郎 前回は差すべきところで差せていないし絶好調ではなかった。それに(新山)響平が強かった。変わったことはせずに普通に。新田君へ。
 (3)浅井康太 今はシューズに関して悩みながらやっている。前回は失敗だったので元に戻す。自分より先行力のある太田君へ。
 (4)坂井洋 落車したが擦過傷と打撲だけ。すぐに練習が再開できたので大丈夫です。前で頑張る。
 (5)郡司浩平 小田原記念はみんなにチャンスがあるように深谷さんがつくってくれた。深谷さんへ。
 (6)太田竜馬 全体を通してちょっとずつ良くなっている。体も思い通りに近い形で動いている。自力。
 (7)和田健太郎 前回は伸びも含めボチボチ。まだ完璧ではない。いつも通りやってきた。南関3番手。
 (8)神山拓弥 武雄記念は全く駄目だった。疲れを取って一生懸命に調整してきた。坂井君に任せる。
 (9)新田祐大 小田原記念は南関勢のチームワークに屈した。体調は問題ないと思う。いい形でスタートが切れそうな気がする。自力。

10R・守沢貫禄の差し

 【10R】差し脚に安定感がある守沢が中心。細切れ戦になるが積極的に出るのは新山が有力。新山は復調しているだけに好ペースで主導権を握るだろう。その展開なら新山目標の仕事人・守沢が別線の巻き返しをブロックして差す。

 実績上位の松浦は先手ラインに乗り好機に踏み込むと逆転がある。総力戦の山田に荒井が続く九州勢は山田次第で上位独占がある。穴は岩本目標の小原絡み。

 (1)松浦悠士 落車で左上腕と左肋骨の打撲。日常生活はキツいが自転車に乗る分には大丈夫。しっかりケアをしてローラーだけ乗ってきた。自力自在。
 (2)山田庸平 調整して休んでしっかり練習。平塚は走りやすいバンクで雰囲気も良くて好き。自力自在。
 (3)新山響平 武雄記念の内容は良かった。優勝はできなかったがいいところまで勝負ができた。1日休んで練習してきた。自力。
 (4)小原太樹 調整はいつも通り。川崎が使えず平塚に入ることがあるが軽いバンクで割と得意。岩本さん。
 (5)荒井崇博 前回の感触は悪くなかった。自分のペースでやってきたつもり。(山田)庸平の後ろから頑張りたい。
 (6)岩本俊介 1日休めるので体の疲れが取れていいと思う。自力勝負。
 (7)守沢太志 前回はパッとしなかったので良くない部分を修正してきたが走ってみて。平塚グランプリで失格した分も気合を入れて頑張る。新山君の番手。
 (8)柏野智典 前回は数字以上に体感が良かった。松浦君にしっかり。
 (9)諸橋愛 境川へ合宿に行ったり地面で自転車が乗れるようになって良くなってきた。決めずにやる。

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2023年5月3日のニュース