【NHKマイルC】ゲート練習の成果見せるフロムダスク

[ 2023年5月3日 05:25 ]

坂路でキャンター調整するフロムダスク
Photo By 提供写真

 【G1ドキュメント・栗東=2日】火曜の栗東は早朝から10度超え。田村は運動がてら徒歩で厩舎を回った。1週前追いで驚くほど素晴らしい動きを披露したのが米国産フロムダスク。坂路でいっぱいに追われ、4F49秒1~1F12秒7の好時計。雨が降る中、グイグイ駆け上がった。村上助手は「時計を見て驚きました。最後までバタッと止まらず、しっかり動けていて、体調は良さそう」と自信の口ぶりだ。

 2月サウジダービーで海外初遠征。環境の変化にも動じることなく、思い通りの調整はできたがレースでまさかの出遅れ。9着に終わった。「(敗因は)ゲートに尽きる」。帰国後は大津市のチャンピオンヒルズに放牧に出され、3月29日に栗東帰厩。これまで大敗した3走は出遅れが原因。課題を克服するため、中間は入念にゲート練習を重ねている。「縛り(ゲート内で体を縛りつけて我慢させる)もやりました。これで本番も出てくれれば」と期待を込めた。

 マイルでは結果が出ていないとはいえ、東京は4走前・京王杯2歳S2着、2走前・クロッカスS3着と相性がいい。村上助手は「自分の形で運べた時は悪くない内容で走れている」と評価する。先行馬がそろったが、スピード勝負なら負けていない。直線の長い府中でもスタートを決めれば粘り込みは可能だ。練習の成果が本番につながることを願いたい。

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