【川崎・クラウンC】フレールフィーユ重賞初V!ペースUPも控えて直線差し切った

[ 2022年4月7日 05:30 ]

 南関東クラシックの前哨戦「第25回クラウンカップ」(S3)が6日、川崎競馬場で行われた。5番人気のフレールフィーユが直線差し切り重賞初制覇を果たした。同馬には「第67回羽田盃」(S1、5月12日、大井)への優先出走権が与えられた。

 フレールフィーユは好スタートから3番手の外をキープ。流れに乗って折り合いがついたが、向正面で外からフウトが捲って一気にペースが上がった。そこで「自分のリズムを大切にした」(和田)と言うように先に行かせて控えたことが勝利につながった。4コーナーから仕掛けると勢いそのままに直線は真ん中に持ち出した。残り100メートルで右ステッキの連打が始まると一完歩ごとに前との差を詰めゴールではリヴィフェイスを半馬身かわしていた。

 「返し馬で体が大きくなって力を付けているのが分かった。うまく流れに乗れたし、馬も頑張ってくれた。最高にうれしい」と和田。こちらも重賞初制覇の野口寛師も感無量の様子。「勝ててホッとした。最後の直線は頭が真っ白になってしまってよく覚えていない。今後は羽田盃から東京ダービーにいく」と勢いでクラシックをもぎ取るつもりだ。

 ◆フレールフィーユ 父エスポワールシチー 母アスール(母の父フォーティナイナー)牡3歳 浦和・野口寛厩舎 馬主・山崎祐嗣氏 生産者・北海道日高町のWing Farm 戦績8戦3勝 総獲得賞金2770万5000円。重賞は初制覇。

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2022年4月7日のニュース