【大井・金盃】フレッチャビアンカ重賞6勝目!御神本光った好判断

[ 2022年2月10日 05:30 ]

長距離重賞の金盃を快勝したフレッチャビアンカ
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 伝統の長距離重賞「第66回金盃」(S2)が9日、大井競馬場で行われた。2番人気のフレッチャビアンカが直線抜け出し優勝した。同馬と2着セイカメテオポリスに「第67回ダイオライト記念」(G2、3月23日、船橋)への優先出走権が与えられた。

 ゴール後、左手で何度もガッツポーズをつくった御神本。自らの最高の判断で導いた勝利にうれしさが隠し切れなかった。その瞬間は残り200メートル。絶好の手応えで直線を向いたが前に4頭分の壁。追い出す所がない。その時だ。内のエメリミットがわずかにラチ沿いによれた瞬間を見逃さなかった。そのスペースに進路を向けると一気に追い出した。先に抜け出したセイカメテオポリスを射程圏内に入れ馬体を併せる。そうなればしめたもの。最後はきっちり半馬身先着してゴールした。

 「枠も良かったので位置を取りに行ったが、うまく折り合いもついた。直線は内を割ったがひるむことなく最後までいい脚を使ってくれた」と御神本は振り返った。今後は権利を手に入れたG2も視野に「長いところの重賞を使っていきたい」と川島一師。この日の勝負強さならJRA勢相手でも互角以上の勝負ができそうだ。

 ▼2着セイカメテオポリス(本田重)距離は問題なかった。内を狙ってうまく抜け出したがジリジリとしか伸びなかった。

 ◆フレッチャビアンカ 父キンシャサノキセキ 母スイートスズラン(母の父シンボリクリスエス) 牡5歳 船橋・川島正一厩舎 馬主・大久保和夫氏 生産者・北海道日高町のシンボリ牧場 戦績24戦9勝(南関東9戦3勝) 総獲得賞金9920万5000円 重賞は21年東京記念以来6勝目。

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2022年2月10日のニュース