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【有馬記念】クロノジェネシス 無念の3着、ルメール脱帽 静かに引退式

[ 2021年12月27日 05:30 ]

有馬記念のレース後、引退式に臨んだクロノジェネシス(撮影・郡司 修)
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 クロノジェネシスが直線でもがいている。先に前に出たエフフォーリアを懸命に追う。だが坂で離された。脚が前に出ない。内のディープボンドもかわせなかった。3着。史上初のグランプリ4連覇は夢と散った。「エフフォーリアが強かった」。ルメールは絞り出すように語った。

 立ち回りはイメージ通りだった。7、8番手を進み、最後に捉えるシナリオ。全てを引き出したがラストで脚が上がった。「道中はいい感じで、ずっと手応えも良かった。最後まで精いっぱい頑張りました。彼女もスーパーホースでした」。ハッピーエンドで締めくくることはできなかったが、ルメールは一時代を築いた戦友を称えた。

 最終レース終了後、静かに引退式が始まった。約1800人のファンがスタンドで見守る中、ライトに照らされ、芦毛の馬体が輝く。泣いているファンがいる。斉藤崇師は「この馬と過ごしてきた3年半がこれで終わるんだなという気持ちでいっぱい。本当にお疲れさま」と感謝を口にした。

 この後は中山競馬場に滞在した後、28日に福島県のノーザンファーム天栄を経由して北海道に向かう。初年度の交配相手についてノーザンファームの中島文彦場長は「この馬はサンデーサイレンスが4代目ということで、いろいろな種牡馬をつけられる。(交配相手は)当日の朝に決めたいと思います」。楽しみは来春に取っておこう。名牝の血を受け継ぐ子は、きっと大きな夢を見せてくれる。

 ▼北村友一(クロノジェネシスの14戦に騎乗)引退式の場にいるのが仮想現実というか、バーチャルリアリティーの世界観のような感じで…。何だかふわふわとした感覚。馬には感謝の言葉しかない。

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