【有馬記念】ステラヴェローチェ95点 特に立派なトモの筋肉、距離短縮も望むところ

[ 2021年12月21日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

気持ちにゆとりがみられるステラヴェローチェ

 スマホで自撮りができる時代になってもゲームセンターのプリクラ機の前でおどけたポーズをとるような…。アゴを突き出し、耳を左右に開いたステラヴェローチェのひょうきんな立ち姿にプリクラを撮る高校生を思い出しました。悪ふざけをしているわけではありません。競走馬が時々見せる余裕のしぐさ。菊花賞の3000メートル戦で多少なりとも消耗したはずなのに気持ちにゆとりがあるのです。

 腹周りこそ少し細くなったが、筋肉は落ちていない。特にトモの筋肉は立派。菊花賞時の体調を維持できています。胴が詰まり気味のマイラー体形。菊花賞からの距離短縮も望むところでしょう。同期生のエフフォーリア、タイトルホルダーとともにトップ3に入るプリクラホースです。

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2021年12月21日のニュース