【川崎・ロジータ記念】カイカセンゲン母子制覇!直線差し切り重賞初制覇

[ 2021年11月11日 05:30 ]

ロジータ記念を快勝したカイカセンゲン(手前)。
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 3歳牝馬の交流重賞「第32回ロジータ記念」(S1)が10日、川崎競馬場で行われた。2番人気のカイカセンゲンが直線差し切り優勝、重賞初制覇した。また同馬の母カイカヨソウ(13年)に続くこのレース母子制覇も達成した。同馬には「第67回クイーン賞」(G3、12月1日、船橋)と「第15回東京シンデレラマイル」(S3、12月30日、大井)への優先出走権が与えられた。

 スタートで後手に回ったのは痛かったが「腹をくくって乗った」という張田の騎乗が執念の勝利を呼び込んだ。後方4番手の追走から向正面で左ステッキを入れながら一気にポジションを上げていった。4コーナーでは3番手。直線を向いて今度は右ステッキを飛ばすと残り50メートルで先に抜け出したウワサノシブコに並び、勢いそのままに3/4馬身かわしてゴールした。

 「気性が良くなったし成長を感じた。ラストは良く頑張ってくれた」と張田。今後は未定だが、この日のレースぶりなら重賞連覇が視界に入ってきた。

 ▼2着ウワサノシブコ(和田)積極的に乗っていい感じだったが…。3、4コーナーをもっと楽に行ければ良かった。

 ▼10着ケラススヴィア(森)前走大敗したダメージの影響かな。はっきり理由が分からない。

 ◆カイカセンゲン 父ネオユニヴァース 母カイカヨソウ(母の父ティンバーカントリー) 牝3歳 大井・藤田輝信厩舎 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道白老町の社台コーポレーション白老ファーム 戦績8戦3勝(南関東7戦3勝) 総獲得賞金3124万円。

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2021年11月11日のニュース