【菊花賞】内枠ならあるぞ!グラティアス“逆転1冠”だ

[ 2021年10月20日 05:30 ]

グラティアス(撮影・郡司 修)
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 トレセンの最前線で取材する記者が、気になる穴馬に迫る秋の連載企画「G1リベンジャーズ」。3冠最終戦の「菊花賞」初回は、万哲こと小田哲也記者。春は皐月賞(6着)→ダービー(8着)の王道を歩んだグラティアスに熱視線を送る。外枠に泣いて不完全燃焼が続いているが、重賞初制覇を飾った1月京成杯が強烈な強さだった。半姉にG1馬レシステンシアがいる良血馬に“逆転1冠”の気配を感じ取っている。

 トホホ…。やってしまった。秋華賞、わが◎ファインルージュは無念2着。馬連なら的中?いや、欲が深い小生はもっとハイリターンの馬券を買ってごう沈。振り返れば、今年の牝馬3冠戦線。桜花賞の◎サトノレイナスも、オークスの◎アカイトリノムスメも2着。牡馬3冠最終戦の菊花賞こそは、金メダルが欲しい。

 ということで、失意の美浦入り。同じ思いで燃えているはず!?のグラティアスが馬場入りすると、寒さも吹き飛んだ。角馬場から坂路へ。リズム良くキャンター(4F65秒6)で駆け上がった。加藤征師から「先週(13日)はいい時計が出ているし、順調に来ていますね」と笑顔が返ってきた。

 3番人気に推された秋初戦のセントライト記念は9着。好スタートで飛び出したが内に速い馬がいて、4~5番手の外を通る形に。指揮官は「皐月賞(6着)もそうだけど、枠に恵まれなくてね」と無念の表情。「外を走らされて距離をロス。道中でこすられる不利もあった。あの形だと厳しい」と敗因を分析した。14頭立ての13番で外枠が響いた。さかのぼれば、1冠目の皐月賞は16頭立ての15番。4コーナーで外にはじかれながらも猛然と伸びた。2着タイトルホルダーとは「0秒2差」。ダービー(8着)は「枠(7番)は良かったが、序盤スローで(2コーナーで)外を追い上げる形になった」と同師。それでも、菊花賞出走馬では最先着3着ステラヴェローチェと「0秒4差」。逆転不可能な差ではない。

 理想は重賞初Vを飾った1月京成杯のパターンだ。3番枠から好位インで折り合い、内ラチ沿いを一瞬で抜けた。指揮官は「すぐルメールさんが馬の後ろに入れ、息が入っていた。折り合える馬だし、スタミナはあるので3000メートルは大丈夫。あの時のように内でロスなく立ち回れれば」とトーンを上げた。血統的にも半姉レシステンシア(父ダイワメジャー)はG1阪神JF優勝、G3阪急杯優勝の阪神巧者。父はスタミナ豊富なハーツクライに替わり、42年ぶりの阪神&菊花賞が強烈な追い風になる可能性もある。

 あとは枠だけだ。同師は「菊花賞は内枠有利。まして今年は阪神内回り。内でジッと…が理想でしょう。内枠が欲しい。極端な話、1枠1番がいい。自分で(枠番)抽選したいぐらい」と熱く語った。菊花賞の枠順抽選は21日、JRAのコンピューターによる自動抽選。結果は神のみぞ知る!?だが…。願い通りに内枠が当たれば、春2冠の無念を晴らす逆襲劇がありそうだ。

 《ハーツクライ産駒コース相性抜群!!》今年の菊花賞は京都競馬場の改築工事で42年ぶりに阪神が舞台。グラティアスにはプラスに働きそうだ。05年有馬記念優勝馬の父ハーツクライは04年菊花賞7着、05年天皇賞・春5着と京都長距離G1は鬼門だった。同産駒は菊花賞(全て京都)に13頭が出走して【0・1・0・12】で、連対馬は11年2着ウインバリアシオンだけ。ただ、今回と同じ阪神内回り3000メートルで行われるG2阪神大賞典ではハーツクライ産駒は【2・4・0・10】で連対率37・5%。12年ギュスターヴクライ、16年シュヴァルグランが優勝し、コース相性は抜群だ。

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