【菊花賞】エアサージュの父ポイントオブエントリーに注目 週末の重賞キーワードは「POE」

[ 2021年10月20日 05:30 ]

逍遥馬道で運動するエアサージュ
Photo By 提供写真

 【G1ドキュメント・栗東=19日】G1水曜付紙面は血統にフォーカスしている。「血戦は水曜日」と題して亀谷敬正、藤井正弘の両氏が血の奥深さを伝える。栗東に詰める小林も突然の気温低下に戸惑いながら、この日は血統に注目した。

 エアサージュの父ポイントオブエントリーは米国産で、JRAデビューした6頭全てが勝ち上がり。日本競馬に親和性を見せる。前走を勝った後に池添学師から「お父さんが優秀なんですよね」と聞いて、調べた次第だ。北海道の2走で連勝。馬体重がプラス16キロ→10キロとグンと増えて532キロになった。

 「北海道の滞在でカイ食いも良く、前走は太め残りの競馬になりました。それでも勝ってくれましたし、能力は高い。今回は体もできていますし、長距離の適性もあると思います」

 前走は芝2600メートルでV、タフな馬場も向く。前へ行ける強みもあり、舞台設定は申し分ない。菊花賞前日の富士Sにも同じ父を持つロータスランドがエントリー。こちらは爪の不安が解消して春先に3連勝、前走の関屋記念で重賞初Vを飾った。ここをステップにマイルCSへの道を描く。辻野師が見通しを語る。

 「マイル路線で頑張ってほしい馬ですし、牡馬を相手にどういう競馬をするか見たい。左回りも前走でこなしてくれたので、大丈夫だと思います」

 夏のマイル女王が初の府中で翼を広げるか。タレントのDAIGO風にアルファベット3文字で言い表すなら「週末の重賞はPOE!」。ポイントオブエントリー産駒2頭に注目だ。

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2021年10月20日のニュース