【秋華賞】アカイトリノムスメ燃える!Wコースで威風堂々ラスト1F11秒8

[ 2021年10月14日 05:30 ]

ドナアトラエンテ(奥)と併せて追い切るアカイトリノムスメ(撮影・郡司 修)
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 東西トレセンで最終追い切りが行われた牝馬3冠最終戦「第26回秋華賞」(17日、阪神)で、白毛の怪物ソダシを止めるのはどの馬か。3冠牝馬アパパネを母に持つアカイトリノムスメ(国枝)は、厩舎の大先輩アーモンドアイと同じ“直行ローテ”。ラスト1冠奪取を懸け、美浦Wコースで万全の仕上がりをアピールした。

 威風堂々たる走り姿には母の面影。完熟近づく超良血馬アカイトリノムスメの最終追い(Wコース)はドナアトラエンテ(5歳オープン)に4馬身先行し、直線入り口で迎え撃つ形。ゴール板まで年長馬と馬体をびっしり併せ、5F68秒6~1F11秒8を計時した。国枝師は「前を追いかけると動く馬なので、ためるイメージで。うまくいった」とにんまり。前哨戦をパスしたが、9月から入念に乗り込んで態勢は整った。

 同厩舎の偉大な先輩が確立した道を進む。秋華賞は18年アーモンドアイを皮切りに、19年クロノジェネシス、20年デアリングタクトとオークスからの直行組が3連勝中。「紫苑Sを使うプランもあったが、夏はしっかり成長を促したかった」と狙いを説明する。春は期待の大きさゆえの物足りなさを強調してきた指揮官も「体が激変したとかはないが、精神面で落ち着きが出てきた。ちょっとしたことに動じなくなった」と愛馬が醸し出す“風格”にご満悦だ。

 1週前追い(Wコース5F64秒9~1F11秒4)の超抜の動きをその背で体感した戸崎は「凄く雰囲気がいい。追い切りより実戦ではさらに勝負根性を感じる馬。デビュー戦から乗せてもらっていた馬なので一緒に勝ちたい」と気合十分。週末は雨予報も、母アパパネは今世紀で最も勝ちタイムが遅かった雨中のオークスを制したタフネス。「ロスなくリズム良く運べれば、馬場が渋っても大丈夫。手応えがある?そう取ってもらっていいですよ」とソダシファンにとっては何とも不敵な笑みを浮かべる。

 同じ勝負服の白毛ソダシとの直接対決は桜花賞、オークスで1勝1敗。“紅白”馬合戦は秋の仁川で決着がつく。国枝師は「いい勝負になると思う。あとは運が向いてくれれば。紅白の構図になるけど、できれば1着は“紅”がいいね」。離脱でリベンジかなわなかった僚馬サトノレイナスの無念も背に、最強の母アパパネのDNAと、最強の先輩アーモンドアイが築き上げた必勝ローテで、ラスト1冠だけは譲らない。

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