【川崎】騎手紹介② 18歳ダービーVの天才・町田は30代でも進化

[ 2021年7月6日 12:00 ]

18歳で東京ダービー制覇という最年少記録を持つ町田直希
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 川崎競馬の看板騎手が町田直希(33)だ。昨年8月27日の川崎10R、プリモジョーカーで通算1000勝をマーク。7月4日現在、地方重賞15勝&通算1078勝を挙げている。

 栃木県出身で「運動が好きだったが、昔から体が小さかったので騎手になろうと思いました。ボートレーサーになることも考えたが、祖父が競馬好きだったので騎手を選びました」と振り返る。職業に騎手を選んだことに「とても良かった。馬はかわいいし、気持ちが分かることもあります」と説明した。

 そんな町田といえば、デビュー2年目の06年にビービートルネードで東京ダービーを制覇。重賞初制覇がダービーという快挙、18歳でのダービーVはいまだ破られていない最年少記録だ。

 もちろん33歳となった今でも、思い出のレースは06年の東京ダービー。「まだ2年目だったので、緊張せずリラックスして乗れた」と振り返る。そして、思い入れのある馬もその時に騎乗したビービートルネードを挙げた。

 勝負に臨むにあたって、家族が身近にいることが強みだ。妹・愛美さんは騎手をサポートするバレットを務めており「たまたまですが、自分の乗鞍が増えた時に呼びました。もう10年くらい経ちますね」と説明した。

 地方競馬の魅力について「お客さんとの距離が近いこと」と話し、自身のリラックス法については「休日に2歳の息子と公園で遊ぶこと」だという。円熟味を増した天才ジョッキーは今後も結果を追い求める。

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2021年7月6日のニュース