【新馬戦総括】2億900万円馬フィデル 期待通りの走り!川田も評価

[ 2021年7月6日 05:30 ]

<小倉5R・新馬戦>デビュー勝ちしたフィデル=左(撮影・柴田春男)
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 昨年のセレクトセール1歳セリで2億900万円(税込み)の高値を付けたフィデルが期待通りの走り。ゆったり流れた小倉1800メートル戦を4番手で折り合う。3角から仕掛けると、ノーステッキのまま1馬身抜け出した。今年で種牡馬を引退したハーツクライの産駒らしい雄大なストライドは大物感を漂わせる。16年米国最優秀2歳牝馬シャンパンルームの半弟にあたる血統。「競馬を勉強しながら上手にこなしてくれました」と川田も評価していた。

 福島、函館の1800メートル戦でも逸材が初陣を飾った。ウインピクシスはステッキを使わず2番手から抜け出して後続に3馬身半差の完勝。ダービー馬シャフリヤールのおいっ子にあたるアルナシームは出遅れながら後方から豪快に追い込んだ。馬体重418キロと小柄でも非凡な瞬発力の持ち主だ。短距離戦ではウィリンが7馬身差をつけて逃げ切り。「馬なりであり得ないスピード」とM・デムーロも驚きを隠せなかった。

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2021年7月6日のニュース