【中山GJ】メイショウダッサイ時代到来!オジュウチョウサン撃破でG1連勝

[ 2021年4月18日 05:30 ]

<中山GJ>障害を飛ぶ森一騎乗のメイショウダッサイ(右から2頭目)。 左端は石神騎乗のオジュウチョウサン(撮影・西川祐介)
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 雨中の「第23回中山グランドジャンプ」は、単勝1・8倍の1番人気に推されたメイショウダッサイ(牡8=飯田祐)が、障害界のホープ・森一馬(28)とのコンビで優勝。昨年暮れの中山大障害に続く障害G1・2勝目となった。

 絶対王者と走った4250メートルの激戦。メイショウダッサイは、とにかくオジュウチョウサンを視界に入れ続けた。森一は「ダッサイ自身が大障害の距離とタフさを理解している。前半は力まずに走って温存できた」と言う。ラストの3~4角。後退していくオジュウに別れを告げるように加速した。「暮れ(中山大障害)よりもメンバーが良かったし、最後まで気は抜けなかった。オジュウのいるG1で勝つことができたのは感慨深いものがあります」と感激していた。

 絶対王者の3馬身差2着に泣いた昨年中山GJの借りを返した。飯田祐師は「今日はこの馬が一番強かったけど、ベストの時期同士にできないのも競馬です。オジュウはスーパーホース」とリスペクトを忘れなかったが、事実上、王者交代を告げる価値ある勝利だ。

 ◆メイショウダッサイ 父スズカマンボ 母スズカブルーム(母の父スキャターザゴールド)13年4月8日生まれ 牡8歳 栗東・飯田祐厩舎所属 馬主・松本好雄氏 生産者・北海道新ひだか町グランド牧場 戦績36戦10勝(うち障害17戦9勝) 総獲得賞金3億8494万6000円。馬名の由来は冠名+獺祭。

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