【皐月賞】ヴィクティファルス混戦断つ 前走1800でロングスパートV

[ 2021年4月13日 05:30 ]

スプリングSを制し波に乗るヴィクティファルス

 過去10年のデータから勝ち馬を導く「G1データMAX」では、混迷極める3歳牡馬クラシック第1弾「第81回皐月賞」を徹底分析。データ班が導き出した結論はスプリングS覇者ヴィクティファルス(牡=池添学)だ。末脚魅力のハーツクライ産駒が混戦を断つ。

 (1)前走 前走3着以下の馬は1頭も勝っていない。王道ステップとされる弥生賞組は【0・5・2・34】。10年ヴィクトワールピサを最後に勝ち馬が出ていない。前哨戦の中心は、14~16年に3連勝した共同通信杯組【4・0・2・10】、コンスタントに勝ち馬を輩出するスプリングS組【3・1・3・32】。ともに距離延長で本番を迎える共通点がある。その他のレースからの臨戦は素直に減点していいだろう。ただし、近年のトレンドである2歳G1からの直行組は【2・1・0・0】と連対率100%。昨年はホープフルS覇者コントレイル、朝日杯FS覇者サリオスの直行組ワンツーだった。今年の直行組はレッドベルオーブのみだが、軽視は禁物だ。

 (2)血統 ディープインパクト産駒が近5年で3勝。16年には1~3着を独占するなど皐月賞でも無類の強さを発揮している。ハーツクライ産駒は未勝利も、昨年は直子のサリオスが2着。一昨年にジャスタウェイ産駒の孫ヴェロックスが2着と近年の活躍が目立つ。ステイゴールド産駒は11年オルフェーヴル、12年ゴールドシップの2勝。18年にはオルフェ産駒エポカドーロが勝っている。スタミナ自慢ステイゴールド系には要注意。エピファネイア産駒は皐月賞初参戦も、中山芝2000メートルでは通算【5・7・5・31】で勝率10・4%と悪くない。それを上回るのがドゥラメンテ産駒で当コース【3・0・1・12】と勝率18・8%。

 (3)戦歴 過去10年の勝ち馬の中で、2000メートル初挑戦だったのが半数の5頭を占める。逆に、それまでに2000メートル以上を走り、連対を外したことがあった馬は1頭も勝てていない。中距離で底を見せていないことがポイントだ。重賞での連対実績は必須。特に同じ中山での重賞で好走歴があれば、期待値はグンと上がる。関西馬で中山経験がなかった12年ゴールドシップ、17年アルアインはコース形態が似ている阪神の重賞で結果を出していた。

 (4)脚質 皐月賞はタフな流れになりやすく、4角1~3番手の先行馬は【0・3・4・28】と成績が振るわない。勝利に最も近いポジションは同4~10番手で【9・5・6・55】。ある程度の位置を取れる器用さと前をかわしきれる瞬発力が求められる。前走の上がり3F順位別では1、2位が合わせて【7・6・3・63】。同3位以下は【3・4・7・82】。前走できっちり末脚を使った馬を狙いたい。

 《結論》全4項目で好走条件と一致したのはヴィクティファルス。前走のスプリングSでロングスパート戦を制して重賞初制覇。上がり3Fはメンバー最速だった。再度の中山遠征、初の2000メートル戦でG1タイトルをつかみとる。ハイレベルの共同通信杯を制したエフフォーリアは中山未経験が減点も他項目はV条件をクリア。ディープ産駒からはG1直行組レッドベルオーブを警戒したい。(データ班)

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