【中山金杯】明けて8歳ロードクエスト 保温効果で激走期待

[ 2020年12月31日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=30日】雨が強さを増す中、小田は動き回っていた。小島師自ら騎乗したロードクエスト(中山金杯)は坂路で4F54秒5。「前走(チャレンジC8着)が途中から掛かったこともあって、行きたがる感じはありましたね。週末(27日)に大外を回ってWコースで5F68秒台が出ているので十分でしょう」と切り出した。聞けば、栗東所属の西村淳の志願でコンビ再結成となったという。

 3走前の小倉記念(8着)は後方から進出し、一瞬うならせるシーンはあった。指揮官は「冬毛も出始め、本当は暑いぐらいの時季の方がいい馬。ブランマッシュを与えて、体の中から温めるようにしているんです。人間と同じですよね」と厳寒期の配慮を明かした。フスマがゆとも呼ばれるこの飼料は水分補給に最適。温かいうちに与えれば馬体の保温効果もある。明けて8歳のベテランには適した飼料だ。勝てば、18年スワンS以来の重賞4勝目。小田も今晩は温かい年越しそばを食べて金杯に備えよう…と誓った。

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2020年12月31日のニュース