【秋華賞】日高の長谷川牧場 デアリング3冠に感無量「小さい牧場にもチャンスあると証明できた」

[ 2020年10月19日 05:30 ]

<秋華賞>口取り写真に納まる杉山調教師(左から2人目)、池水健児助手(右)らデアリングタクト陣営(撮影・亀井 直樹)
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 日高の小さな牧場に希望を与える3冠制覇だ。生産者の長谷川牧場の場主・長谷川文雄さん(69)は北海道日高町の自宅でレースを見守った。「馬が興奮してたけど、人も興奮したよ。4角では差されると思ったけど、よく頑張ってくれました。涙が出ますね」と感無量。「日高の小さい牧場にもチャンスがあることを証明できたし、多くの生産者の皆さんに“ガンバロー!”と言いたいです」と一転して、強い口調で訴えた。

 母デアリングバードには当歳にドレフォンの牝馬がいるが、今年は空胎。デアリングタクトの活躍を受けて、来年はエピファネイアとの配合を予定している。「レースが終わってすぐ、社台スタリオンさんから、“来年、待ってます”と電話がありました。これだけ活躍してるんだし、種付け料をタダにしてほしいな」とジョークで締めくくった。

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2020年10月19日のニュース