JRA 21年度開催日程発表、京都改修でG1は阪神開催に 京都金杯は初の中京

[ 2020年10月19日 18:22 ]

 JRAは19日、東京都港区の本部で関東定例記者会見を行い、21年度の開催日割と重賞日程を発表した。

 京都競馬場整備工事のため、平年の京都競馬は阪神と中京に振り替える。京都で通常行われるG1・5競走は全て阪神で実施。菊花賞が阪神で行われるのは79年(優勝馬ハシハーミット)以来で42年ぶり。現在、阪神3000メートルのフルゲートは16頭となっているが、18頭への変更を調整中。天皇賞・春が阪神で行われるのは94年(同ビワハヤヒデ)以来で27年ぶりとなる。阪神のレースコースが新装された06年以降、天皇賞・春の舞台となる芝3200メートル戦はこれまで実施されていないが、1周目は外回り→2周目は内回りを使用するコースとなる。

 年初は1月5日に中山と中京で開幕。京都の新春名物競走の「スポニチ賞京都金杯」が中京で行われるのは63年の創設以来初めて。祝日を利用した3日間開催は1月9~11日(中山、中京)、9月18~20日(中山、中京)、10月9~11日(東京、阪神、新潟=各場2日ずつ)に実施予定。

 夏場は東京五輪の対応と暑熱対策の観点から7月24日~8月8日の3週間は小倉開催はなく、函館と新潟の2場開催。夏の北海道シリーズは今年は東京五輪延期に伴い、函館6週→札幌7週(計13週間)となったが、21年は6月12日の札幌で開幕し、札幌3週→函館6週→札幌4週(同)の順となっている。

 今年の年末は土曜の12月26日にホープフルSと中山大障害、日曜27日の有馬記念でフィナーレとなるが、21年は日曜の12月26日に有馬記念、火曜28日のホープフルSで幕を閉じる。

 ◆昇格と格付け申請 ホープフルSの前哨戦として競走内容が充実している東京スポーツ杯2歳SのG3からG2昇格を日本グレード格付管理委員会に申請する。18年に重賞として新設された葵Sを同委員会にG3格付けを申請する。

 ◆1800メートルでマイルシリーズ 中京記念は例年の中京1600メートルから小倉1800メートルに舞台が替わるが「サマーマイルシリーズ」として行われる。

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2020年10月19日のニュース