【毎日王冠】サリオス 古馬一蹴で復権V!G1再奪取&打倒コントレイルへ世代トップの力証明

[ 2020年10月12日 05:30 ]

<毎日王冠>レースを制したサリオス(撮影・郡司 修)
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 東西で同じ勝負服のG1馬が躍った!!秋の東京開幕週を飾る伝統のG2「第71回毎日王冠」が11日、東京競馬場で行われた。4番手を進んだ1番人気の3歳馬サリオスが豪快に抜け出して、昨年12月のG1朝日杯FS以来の重賞3勝目。今後はマイル路線で、再び頂点を目指す。京都メインの「第55回京都大賞典」も同じシルクレーシング所有馬が躍動。5番手を進んだ3番人気の5歳馬グローリーヴェイズが力強く伸び、こちらも昨年12月のG1香港ヴァーズ以来の重賞3勝目を飾った。

 京都大賞典のゴールから10分後。ファンが戻った東京でも同じ光景が繰り広げられた。グローリーヴェイズと同じ勝負服。こちらもG1馬。3歳馬サリオスが単勝1・3倍の断然人気に応えて圧勝だ。悠然と4番手を追走。残り1F、先に抜けたダイワキャグニーを一瞬で抜き去り、昨年12月のG1朝日杯FS以来の重賞3勝目を決めた。

 初コンビのルメールは勝って当然とばかりにニッコリ笑った。「気持ち良かったです。完璧なレースができた。馬も凄くいい競馬をしてくれた」

 5月のダービー2着以来で10キロ増。パドックでもボリュームアップした体を誇示し、古馬のような貫禄が漂っていた。好スタートを決めた瞬間、勝負あった。

 「いいスタートを切ってすぐ内田さん(ダイワキャグニー)の後ろを取れた。馬がずっと冷静に走って息も入った。勝つ自信がありました。あのポジションなら」。グレード制が導入された84年以降、毎日王冠で古馬のGI馬がいないのは史上初。「核」を欠いた古馬陣。春2冠で先着を許した同期3歳の正横綱コントレイルも無敗3冠を懸けた菊花賞に備えて不在。このメンバーで負けたら、G1再奪取の夢はしぼむ。絶対負けられない相手だった。

 「直線では馬のパワーを感じることができたので、ちょっと我慢した。ちょっとずつ加速しました。この馬場(やや重)でまだちょっと緩かったので、ゴールまで集中した。ごっつぁんです!」。インタビューでは相撲の手刀を切るポーズのおまけ付きで、新パートナーはおどけた。

 さあ、今後どう進路を取るのか?東西同日重賞Vを飾ったシルクレーシングの米本昌史代表は「サリオスはうちのクラブの3歳世代のエース。最高の結果です。ダービー(2着)は堀先生の見立てでは距離が長かったとのこと。適した距離で結果を出してくれた」と喜び、今後の指針を語った。「天皇賞の2000メートルも堀先生はやや長いということなので、マイルCS(11月22日、阪神)か香港国際競走(12月13日、シャティン)になると思います」とマイル中心の路線を明かした。約10カ月ぶりの白星で収穫の秋を見据えるサリオス。同期コントレイルとの再対決の日まで、こちらも負けてられない。

 ◆サリオス 父ハーツクライ 母サロミナ(母の父ロミタス)17年1月23日生まれ 牡3歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・(有)シルクレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績6戦4勝 総獲得賞金3億1788万5000円。馬名の由来はローマ神話に登場する戦闘の踊りの発明者。母名から連想。

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