【セントライト記念】バビット 変幻圧逃で4連勝!菊花賞でのコントレイル撃破へ弾み「まだ伸びしろある」

[ 2020年9月22日 05:30 ]

セントライト記念を制したバビット(左)と2着のサトノフラッグ(右)、3着のガロアクリーク(撮影・西川祐介)
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 菊でも堂々逃走宣言!JRA66周年アニバーサリーデーのメイン、菊花賞トライアル「第74回セントライト記念」が21日、中山競馬場で行われ、4番人気のバビット(牡3=浜田)が逃げ切りV。父ナカヤマフェスタ(09年)との父子制覇を達成した。未勝利戦から4連勝。打倒コントレイルの急先鋒(せんぽう)に躍り出た。2着サトノフラッグ、3着ガロアクリークまでが菊花賞(10月25日、京都)の優先出走権を獲得した。

 中山でも魅せた逃走劇。重賞圧勝の底力はダテではなかった。大ベテラン内田が、してやったりの笑みを浮かべてヒーローインタビューに答える。「ラジオNIKKEI賞はメンバー的にフロックに見られていたから、ここでどんなパフォーマンスができるか楽しみだった。本当にしぶとく脚を使う。この馬、面白いですよ」

 好スタートを切ったバビットは先手を主張。前半5F62秒6のマイペースの逃げ。向正面半ばで後続が追い上げてくると、残り1000メートル地点から3F連続で11秒台のハイラップを刻んで並ばせない。得意の消耗戦に持ち込んだ。変幻自在のラップに4角まで対応できたのはサトノフラッグ、ガロアクリークのみ。春の実績馬が必死に追う中、バビットは手前(軸脚)を替えてエンジン再点火。差を詰めさせなかった。

 「前走もそうだったけど、4角を回ってからの走りが凄く力強くてスピードに乗る。馬がこういう逃げ切る走りを覚えているのかな」と内田。浜田師も「自分のリズムで走ることが大切な馬。他馬が追ってきてからもしっかり走る。マークされる立場で勝ち切れたのだから価値は大きい」と胸を張った。

 コントレイルと初対戦となる本番でもスタイルは崩さない。指揮官は「今回と同じ形で競馬をして、どこまで踏ん張れるか。目いっぱいの仕上げではない中でこれだけ走った。まだ伸びしろがある」と早くも堂々逃げ宣言だ。09年にこのレースを制した父ナカヤマフェスタは翌年の宝塚記念で女傑ブエナビスタを撃破。その勢いのまま、世界最高峰の凱旋門賞でも2着に入った。筋骨隆々の馬体に流れる大駆けの血が騷ぐ。

 「距離が延びてもチャンスはある」。鞍上と師は口をそろえた。無敗3冠を狙うコントレイルにとって間違いなく脅威となる上がり馬が、最高の形で淀に向かう。

 ◆バビット 父ナカヤマフェスタ 母アートリョウコ(母の父タイキシャトル)牡3歳 栗東・浜田厩舎所属 馬主・宮田直也氏 生産者・北海道浦河町の大北牧場 戦績6戦4勝 総獲得賞金1億1368万円。

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