【ローズS】リアアメリア復活V!惨敗春から成長 秋華賞でいざデアリングタクト撃ちだ

[ 2020年9月21日 05:30 ]

<ローズS>1着でゴールしたリアアメリア(右)(撮影・後藤 大輝)
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 秋華賞トライアル「第38回ローズS」が20日、06年以来となる中京で行われ、3番人気リアアメリアが2番手から抜け出して重賞2勝目。川田将雅(34)、中内田充正師(41)は昨年のダノンファンタジーに続く連覇を達成した。2馬身差の完勝。秋華賞(10月18日、京都)でのデアリングタクトの3冠阻止に名乗りを上げた。2着ムジカ、3着オーマイダーリンの伏兵2頭も秋華賞の優先出走権をゲット。3連単113万9000円はローズS史上最高配当となった。

 残り400メートルでもう先頭。後続に差を詰めさせない。2歳時、クラシック最右翼と呼ばれ、阪神JFで1番人気(6着)に推されたリアアメリアが再び目を覚ました。最後まで影を踏ませず楽々フィニッシュ。川田は「ようやく本来の走りができて良かったです」とホッとした表情を見せた。

 ゲートが開くと最内枠から2番手へ。決め手を生かす、これまでの戦法から一変した。「こういう競馬をしようと考えていました。とてもいい状態だったし、丁寧に調教も重ねて能力を出せるように調整してきました」。オークスで474キロだった馬体は488キロへと膨らんだ。「ひと夏を越して体も精神的にも大人になってくれた」と中内田師。それでも馬のプライドを引き続き尊重し、負荷の量も計算して緻密に調教を積み重ねてきた。

 春は桜花賞10着、オークス4着。川田は「ポテンシャルがあまりにも高すぎた。僕がうまく引き出せず、いい内容で走らせることができませんでした」と振り返る。だが、馬自身も気持ちが才能に追いついていなかった。ペースに戸惑い、距離の壁に泣いた。心身とも充電させた夏を経て、ついに大きく羽ばたく秋を迎えた。

 さあ、秋華賞。無敗の2冠馬デアリングタクトに待ったをかける筆頭格となった。「これだけ走れることが分かったことは収穫ですし、デアリングタクトに挑戦できる馬だと思っています」と川田。丁寧な言葉の中に勝負師の燃える心が見て取れた。

 ◆リアアメリア 父ディープインパクト 母リアアントニア(母の父ロックポートハーバー)牝3歳 栗東・中内田厩舎所属 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績6戦3勝 総獲得賞金1億659万6000円。

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