【セントライト記念】バビット、出来8割も4連勝で父子制覇へ殊勝な挑戦

[ 2020年9月17日 05:30 ]

坂路で単走で追い切るバビット
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 21日の中山メイン、菊花賞トライアル「第74回セントライト記念」組では3連勝中バビットに注目。メンバーの大半が17日に追い切られる中、栗東坂路でひと足早く態勢を整えた。

 率直に言えば、調子の良しあしが判断しづらい動きだ。ラジオNIKKEI賞を圧勝し、一気に菊花賞のダークホースに浮上したバビットの最終追いは坂路単走でサッと。ラスト1Fまでは遅めのラップを刻み、最後だけ軽く促されて加速。動き自体は悪くなかったが、4F56秒5~1F12秒6の時計は地味に映る。これが陣営の狙いなのか!?常に正直なコメントの浜田師は「54~55秒の予定だったので、少し遅くなりました」と苦笑いを浮かべた。

 「前々走と前走のパターンを踏襲して仕上げたんですが、前走の良さに比べると少し物足りない感じはあります。休み明けの分、八分ぐらいかなと思いますね」

 2歳時のデビュー2戦は2着だったが、立て直して迎えた皐月賞翌週の未勝利で初勝利。ダービー1週前の早苗賞で2勝目を挙げると、勢いに乗ってチャレンジしたラジオNIKKEI賞で重賞初挑戦初勝利を果たした。この3連勝がいずれも逃げ切り。トレーナーは「行く馬がいたら競ってまで行こうとは思わないんですが、前走の競馬を見ると、後ろに脚を使わせる競馬がいいのかな」と分析する。確かに前走は前半5F59秒6と締まったペースでの押し切りだから“肉を切らせて骨を断つ”タイプ。ここも自分の形にさえ持ち込んでしまえば、仮に出来八分でも…と思わせる。

 「距離やコース、それに坂もあまり経験してませんから。重賞を勝ってはいますが、“チャレンジ”の一戦です。いい結果を出して、菊花賞へ夢が広がればいいんですけどね」

 09年にこのレースを制した父ナカヤマフェスタに続き、史上3組目の父子制覇を成し遂げるか。それとも春の実績組にはね返されるのか。バビットにとって、今後を大きく左右する一戦になることは間違いない。

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