【レパードS】タイガーインディで“満塁弾”を狙う竹内助手

[ 2020年8月7日 08:00 ]

<レパードS>タイガーインディと共にレパードSに挑む竹内助手(撮影・平嶋 理子)
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 自身2回目となる重賞チャレンジを週末に控えて、「緊張はないけど、とても楽しみです」と目を輝かせる。レパードSにタイガーインディで参戦する竹内助手。1回目は9年前、未勝利を勝ったばかりのゲティスバーグで挑んだアーリントンC(12着)。当時を振り返ってもらった。

 「あの時は小倉の未勝利を人気薄で勝った直後の参戦でした。使うと聞いた時も『登録したんや!』って驚いたぐらいで、正直に言えば勝ち負けは厳しいかなと…。でも、今回はナンボかやれるんじゃないかなって思ってるんです」

 タイガーインディは昨年10月の入厩時からの担当馬だ。母の半弟にダッシャーゴーゴーやダッシャーワンがいる血統馬らしく、早くから「いいモノがある」と感じていた。1勝クラスへの昇級戦だった3走前はまさかの最下位16着だったが、「出遅れてもまれる形になってしまいましたし、パサパサのダートも合わなかったのかも…」。その後はハナと番手で2連勝。自分の形にさえ持ち込まれば、簡単に止まることはない。

 「今回は距離が1800メートルに延びますけど、ハナに行ければ面白いと思ってるんですよ。前走を使う前から、先生とは『レパードSに使いたいな』と話していたぐらいですからね」

 出身地の奈良県三宅町は大阪府忠岡町に次いで日本で2番目に小さい町。野球と縁が深く、かつては野球用のグローブの生産量が日本一だった。「満塁男」の異名をとった元プロ野球選手の駒田徳広氏のふるさとでもあり、「僕も中高は野球部でした。補欠の補欠でしたけどね」と泥まみれになった日々を懐かしむ。もまれ弱いタイガーインディは“泥んこ”になるわけにはいかないが、初の越後路で虎視たんたんと“満塁ホームラン”を狙っていく。

 ◆竹内 佑介(たけうち・ゆうすけ)1985年(昭60)4月22日生まれ、奈良県三宅町出身の35歳。テレビゲームの「ダービースタリオン」で競馬に触れ、この世界を意識。式下中学校、香芝高校、大阪コミュニケーションアート専門学校と進み、滋賀県長浜市の三田馬事公苑へ。競馬学校を経て、09年7月に大橋勇樹厩舎のスタッフに加わった。過去の主な担当馬は共に準オープンまで出世したタイガーシードとマッシヴランナー。

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2020年8月7日のニュース