【取手・開設記念】郡司“別線番手まくり”V!9人制ならではの激闘制す

[ 2020年7月1日 05:30 ]

表彰式でトロフィーを持ちガッツポーズする郡司
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 取手記念決勝はS班の郡司浩平(99期)が別線の番手からまくって優勝。郡司は今年3月の玉野記念以来G38度目の制覇となった。

 レースは佐藤がスタートを決めて菅田―山崎―佐藤―小林―吉田―平原―郡司―内藤―萩原で周回。青板バックから郡司が動き小林ラインにフタをする。そのまま打鐘を迎え郡司が仕掛けるも、北日本勢が突っ張る。4角で内藤が山崎を内に締め込んだことで山崎、佐藤、萩原が落車(内藤は斜行失格)。菅田の番手にハマった郡司が最終2角すぎから踏み上げ、後続を振り切った。関東勢は落車のアクシデントもあり最後に迫るも届かず。

 3人を警戒し、3人に苦しめられ、2人に助けられる。9人だからこその激闘を制した。「仕掛けるタイミングを迷って、最悪な展開になった」。打鐘で外に浮きかけるも、内藤が迎え入れたことが勝因に。「内藤さん、萩原さん。ラインのおかげで勝てた」と2人に感謝を述べた。今月から9月までG1、G2を除き7車立てになる。「7車立てでも一走一走頑張るだけ」。しばらくお別れとなる9車の記念。“9車立てらしい”レースを南関のエースが勝ち切った。

 【次走】優勝の郡司浩平、2着の吉田拓矢、3着の平原康多はサマーナイトフェスティバル(いわき平、10~12日)。

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2020年7月1日のニュース