【オークス】デゼル、短期間で2度目の長距離輸送克服できるか

[ 2020年5月21日 05:30 ]

栗東坂路を単走で追い切られたデゼル
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 【取捨選択・デゼル】1頭だけ次元が違う上がり3F32秒5の鬼脚。スイートピーSは、オークス一強の構図をぶち壊すだけのインパクトがあった。レース後、記者が談話取りに奔走していると同じことを何度もメモしていることに気づいた。2~5着馬のジョッキーが示し合わせたかのように口にしたのは「勝ち馬が強すぎた」。デゼルの強さを肌で感じた他陣営の言葉には重みがある。

 能力は桜花賞組にもひけを取らない。加えて、最大のライバル・デアリングタクトが経験していない東京コースへの適性は証明済み。レーンが「2400メートルは問題ない」と話すように距離不安もない。鍵は短期間で2度目となる長距離輸送。クリアできれば、一気に勢力図を塗り替える可能性はあるだけにレース直前の気配をしっかりチェックしたい。

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2020年5月21日のニュース