【日本ダービー1週前追い】ワーケア、ラスト11秒8　手塚師「動き良かった」

3頭併せで追い切るワーケア（右端）（撮影・西川祐介）
Photo By スポニチ

　皐月賞をパスしてダービー一本に懸けたワーケア（牡＝手塚）は、嶋田（レースはルメール）を背にWコースでフィリアーノ（4歳1勝クラス）と併せ馬。3馬身追走から直線は内に入って併入。ラストいっぱいに追われ、5F66秒8～1F11秒8をマークした。手塚師は「馬場が重かった割に時計も出ているし、併せた相手もいま調子がいいから、動きは良かったと思う。並びかけた時にスーッと抜くかなと思ったけど、少しズブい感じになってきている。距離延長を考えれば、ズブいぐらいな感じでむしろいい。手前の関係だと思うけど、左回りで直線の長い東京は合っている」と印象を語った。

　東京コースでデビュー2連勝を飾った後、中山で2連敗。ディープインパクト記念弥生賞2着の後、陣営はコース適性も考えて、出走権のあった皐月賞を見送った。「皐月賞を使って疲れることを考えれば、パスしてダービーに備えたことはむしろ良かったと思う。上位2頭は確かに強いです。どれぐらいやれるか。無欲ですね」と師。デビュー戦からルメールが手放さない素質馬だけに、大一番で大輪を咲かせる可能性は十分だ。