【川崎マイラーズ】グレンツェント、南関移籍後重賞初V!作戦通り脚ためて直線突き放す

[ 2020年5月14日 05:30 ]

川崎マイラーズを快勝したグレンツェント(川崎競馬提供)。
Photo By 提供写真

 古馬重賞「第12回川崎マイラーズ」(S3)が13日、川崎競馬場で13頭で争われた。8番人気の伏兵グレンツェントが直線抜け出し優勝、JRA在籍時の17年東海S以来、南関東移籍後は初となる重賞タイトルをもぎ取った。

 「枠(4番)が良かったので内でジッと我慢させて、末脚を生かす競馬をするつもりだった」と騎手、トレーナーが声をそろえたように青写真通りのレースで結果を出してみせた。

 抜群の手応えで4コーナーを回ると直線は馬場の中央へ。先に抜け出したリッカルドを残り100メートルで外から捉えると2馬身半突き放してゴールした。2月の金盃(サウンドトゥルー)以来、今年4勝目の重賞制覇となった森は「折り合いが課題だったが、ペースも速かったし馬群で脚もためられた。結果が出せて本当にうれしい」と笑顔で振り返った。次走は京成盃グランドマイラーズ(6月17日、船橋)の予定だが、南関東のマイル路線を盛り上げる1頭が完全復活した。

 ▼2着リッカルド(矢野)馬が遊ぶ前に仕掛けたが…。何にしても勝った馬が切れた。
 ▼3着キャプテンキング(和田)最後はジリ脚になったが、力があることは証明してくれた。
 ▼5着カジノフォンテン(張田)太かった。これからもっと良くなる余地を残している。

 ◆グレンツェント 父ネオニユニヴァース 母ボシンシェ(母の父キングマンボ)牡7歳 大井・藤田輝信厩舎 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績25戦7勝(南関東7戦1勝)総獲得賞金2億1476万8000円。

続きを表示

2020年5月14日のニュース