【ヴィクトリアM】サウンドキアラ、“荒れた坂路”でも力強い伸び ラスト1F12秒3

[ 2020年5月14日 05:30 ]

松山騎手を背に坂路を駆け上がるサウンドキアラ(撮影・亀井 直樹)
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 重賞3連勝中。好メンバーがそろった今回でも目が離せない一頭へと成長したサウンドキアラは、松山を背に馬場の荒れた時間帯の坂路に登場。単走で力強く伸び、4F51秒6~1F12秒3を軽々とマークした。「最後まで余力があった。時計も申し分なく動きも良かった」。コンビで4戦4勝の松山はシンプルな言葉で最終追いの感触を伝えた。「重賞3連勝はなかなかできないこと。改めて能力の高さを感じる。パワーアップして集中力も増している」。控えめな口調だが言葉には力が宿っていた。

 好位で立ち回っても良し。差しに構えてもOK。狭いところを割る勝負根性もある。安達師は「今年に入って力を発揮できるようになったのは精神面の成長が大きい」と語った。気持ちをコントロールできるようになり、決め手は鋭さを増した。アーモンドアイ相手でも気後れするところは一切ない。

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2020年5月14日のニュース