【天皇賞・春】カンビーナ、角居厩舎秘密兵器 キセキと同厩舎ワンツーへ

[ 2020年4月28日 05:30 ]

トーセンカンビーナ
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 角居、友道、音無、森田と4厩舎が伝統の長距離戦へ2頭出しをかける。不気味なのは角居厩舎の秘密兵器、トーセンカンビーナだ。

 昨年の秋競馬開幕の時点では1勝クラス。そこから4戦3勝で条件クラスを卒業し、前走・阪神大賞典で2着。勝ったユーキャンスマイルには0秒3差つけられたが、上がり3Fは最速タイの35秒8。強豪に食らいついてみせた。大井助手は「前走は最近では一番マシなスタートを切った。3000メートルをこなしてくれたし収穫は大きかった」と語った。

 アイルランド産の母カンビーナは米国に渡って11年アメリカンオークスで同着Vを飾るなど芝マイル~中距離で活躍した。その母に父はディープインパクト。デビュー前から期待は大きかった。「ちょうど1年前は青葉賞に出走してシンガリ16着。良くなるのは秋以降だなと話していた。そこからの成長力はさすが。力をつけている」(同助手)。

 角居厩舎は来年2月末でトレーナーが勇退、解散が決まっている。「担当スタッフとして、自分にとっては最初で最後の天皇賞・春になるかもしれない。うちの厩舎のキセキもいるし一流馬の胸を借りるつもりで頑張ります」。大井助手の言葉に力がこもった。

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2020年4月28日のニュース