【天皇賞・春】モズベッロ75点 赤べこばりの輝き

[ 2020年4月28日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」 天皇賞・春 馬体診断

赤みがかった輝きを放っているモズベッロ
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 福島・会津の民芸品「赤べこ」には疫病封じの伝承があります。かつて天然痘が流行した際も、赤べこを持っていた子供はかからなかったとか。赤色には厄よけの力があるからです。モズベッロの被毛も赤みがかった輝きを放っています。肋(あばら)が見えるほど十二分に仕上がっている。その一方、飛節の角度が深いためトモを前踏みしています。べこ(東北方言で牛の意味)みたいにアゴを突き出さずに立ってほしい。

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