【京都2歳S】豊ラプソディ 無傷3連勝!ダービー候補に堂々名乗り

[ 2019年11月24日 05:30 ]

<京都2歳S>直線半ばで前を捕らえ快勝したマイラプソディ(撮影・亀井 直樹)
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 過去の優勝馬にヴィクトワールピサ、エピファネイアなどが名を連ねる注目の一戦、G3京都2歳Sが京都競馬場で行われ、1番人気マイラプソディが豪快に差し切り、デビューから無傷の3連勝で初重賞制覇を飾った。 レース結果

 少しドキドキさせたが結果的にモノが違った。武豊(50)は「ラスト1Fから本来の脚で伸びてくれた。着差はそれほどなかったけど、いい内容でしたね」と涼しい顔。完勝ともいえる2馬身差を“それほどでもない”と表現してしまうあたりに期待の大きさが見えた。

 スタートは五分に出た。だがスッと下げて後方待機。1000メートルすぎから徐々にポジションを上げ、下り坂に入って一気に先行勢との差を詰めた。だが、ここで武豊の手が動く。右ムチも入った。残り1F。手前(軸脚)を替えると本格的にエンジンが掛かった。あっさりミヤマザクラをかわす。ゴール前は流す余裕を見せた。

 「4角で手応えが一瞬、ひと息だったが、そういう馬。ラスト1Fから本来の脚で伸びてくれた。精神的に幼くて、馬体もさらに大きくなると思う。まだ伸びそうな雰囲気がある。楽しみです」。これでダービー候補の一頭に名を連ねたことは間違いない。8Rでルメール、川田、戸崎に次ぐ今年100勝を決めた武豊。51歳でダービー6勝目が成れば増沢末夫の48歳7カ月6日を軽々と上回る、史上初の50代制覇となる。

 ここまでの3戦は全て1倍台の支持に応えた。友道師も大舞台に向けて期待を膨らませた。「レース後もすぐに息が入った。距離が延びてさらに良くなると思う。次走は未定も今後が楽しみ」。重賞タイトルは通過点。連勝街道を突き進み、世代トップの座へと駆け上がる。

 ◆マイラプソディ 父ハーツクライ 母テディーズプロミス(母の父ソルトレイク)牡2歳 栗東・友道厩舎所属 馬主・キーファーズ 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績3戦3勝 総獲得賞金5645万5000円。

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2019年11月24日のニュース