【久留米・熊本記念】中川 完全Vで“地元記念”連覇!熊本ワンチームに感謝「代表で優勝させてもらった」

[ 2019年10月28日 05:30 ]

4連勝で3度目の地元記念を制し笑顔で賞金ボードを掲げる中川誠一郎
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 中川誠一郎(85期)が4連勝で“地元記念”連覇。通算8回目のG3優勝(熊本記念は3回目)を飾った。

 レースは門田―小川―中本―中川―柴崎―浅井―松谷―松浦―柏野。赤板で松浦―柏野が前へ出ると、その上を柴崎―浅井で叩く。すかさず打鐘で中本―中川が巻き返して主導権。中川は3番手外併走の門田をけん制しながらまくってきた松浦に合わせて最終Bから番手まくり。松浦の追撃を振り切り、余裕すら感じさせる走りで完全Vを成し遂げた。

 今年G1・2勝を挙げても「勝ちたいという思いが強いのでG1よりも緊張した」と振り返る大一番。特別な思いを胸に走った熊本のエースは、重圧をはね返し自身初となる4日制G3の4連勝も決めてみせた。日本中が熱狂したラグビーW杯を引き合いに出し「“ワンチーム”で熊本は一つ。その代表で優勝させてもらった」とラインの仲間たちに感謝。最高の笑顔で優勝の喜びに浸った。次走は年間G1・3Vの偉業に挑む小倉競輪祭。中川は「九州地区のG1なので、今回と同じくらい仕上げて臨みたい」と“競輪王”のタイトル奪取を目標に掲げた。

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2019年10月28日のニュース