【盛岡・南部杯】ノヴァ交流G1初制覇!鞍上吉原寛 思い出の地で待望「感慨深い」

[ 2019年10月15日 05:30 ]

南部杯を制したサンライズノヴァ。左の内が2着アルクトス
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 交流G1「第32回マイルCS南部杯」が14日、盛岡競馬場で行われ、金沢所属の吉原寛人(35)が騎乗した4番人気サンライズノヴァが交流G1初制覇。また、吉原寛もダートグレード初勝利を挙げた思い出の盛岡で、うれしいG1初勝利となった。 レース結果

 肌寒い盛岡に、熱いガッツポーズが飛び出した。気持ちのこもった拳を握ったのは初コンビ・サンライズノヴァの馬上で勝利を確信した吉原寛。「“してやったぞ”という気持ちで(ガッツポーズが)出ました。本当にうれしいですね」。その言葉通り完璧な立ち回りでの交流G1初勝利だ。

 音無師が「2回に1回はスタートを失敗して自分で競馬を難しくするからね」と話したノヴァ。だが、この日はスッとゲートを出た。好位インで無難に運ぶと、4角で2番手まで押し上がる器用な競馬。直線で抜け出すと「凄い脚があるのは知っていたから、ここから抜かされることはないと思った」と鞍上。人気のアルクトス、ゴールドドリームの追い上げも問題にせず、17年ユニコーンS、18年武蔵野Sに続く重賞3勝目を挙げた。

 「スタートだけ注意してくれとは言ったけど、その後は鞍上に任せた。本当に上手に乗ってくれた」。師は昨年京阪杯のアサクサゲンキでも起用した鞍上を絶賛。金沢に所属しながら、短期免許で中央や南関などでも腕を振るう名手だ。ダートグレード初勝利(15年マーキュリーC=ユーロビート)と同じ盛岡で、待望のG1初勝利。吉原寛は「初グレードを勝たせていただいた盛岡でG1を勝てた。盛岡は本当にいい競馬場。感慨深いものがありますね」と笑みをはじけさせた。

 ノヴァの今後について師は「重量のこともあってレース選択は難しいが、小回りは使いたくない。馬の様子も見ていろいろと考えたい」。現実的にはチャンピオンズC(12月1日、中京)が候補に入ってくる。待望の大レースを射止めた吉原寛に、レースの幅を広げたノヴァ。冬の足音が聞こえる盛岡で、人馬が大きな一歩を踏み出した。

 ◆サンライズノヴァ 父ゴールドアリュール 母ブライトサファイヤ(母の父サンダーガルチ) 牡5歳 栗東・音無秀孝厩舎 馬主・松岡隆雄氏 生産者・北海道日高町ヤナガワ牧場 戦績24戦8勝(地方3戦1勝) 総獲得賞金2億7826万円。

 ◇吉原 寛人(よしはら・ひろと)1983年(昭58)10月26日生まれ、滋賀県出身の35歳。金沢で01年にデビューし、05~11年のリーディングを獲得。短期騎乗で日本各地の競馬場を転戦し、14、16年には東京ダービーも制覇。地方通算成績は1万2749戦2354勝。ダートグレード3勝。JRA通算208戦12勝。重賞は17年京阪杯をネロで勝利。

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