【英インターナショナルS】シュヴァル8着、中団外追走も直線失速

[ 2019年8月22日 05:30 ]

 JRAが馬券発売した英G1「インターナショナルS」が21日(日本時間同日深夜)、ヨーク競馬場で行われ、日本から参戦したシュヴァルグラン(牡7=友道)は9頭立ての8着に敗退。海外G1初制覇はならなかった。勝ったのはムーア騎乗のジャパン(牡3=A・オブライエン)。1番人気のクリスタルオーシャンとの叩き合いを制した。

 海外G1初制覇を狙ったシュヴァルグランはマーフィーを背に5番ゲートからスタート。オーナーの佐々木主浩氏が現地に駆けつけて見守る中、道中は中団の外を追走。最終コーナーで大外に持ち出されたが、1000メートル近い直線の半ばで失速した。マーフィーの懸命のムチにも反応できず、ジャパンとクリスタルオーシャンの追い比べから大きく離された8着。鞍上は「中団でいい手応えだったが、直線に入ってペースが上がった時について行けなかった。残念です」と肩を落とした。

 雨馬場で力を発揮できなかった前走キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(6着)からの巻き返しを誓った一戦。陣営の思惑通り、良馬場でのレースとなったが、世界の壁は高かった。友道師は「ペースが合わなかった。長くいい脚を使う馬なので、ヨーイドンの競馬になってしまい厳しかった。いい結果を残せず申し訳ない。馬は一生懸命走ってくれました」と愛馬をねぎらった。05年ゼンノロブロイ(2着)以来14年ぶりの日本馬の挑戦は無念の結果。レース後は当初の予定通り帰国する。英国での経験を糧に日本で巻き返しを期す。

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2019年8月22日のニュース