【中京記念】3歳グルーヴィット重賞初V 古馬勢を一蹴

[ 2019年7月22日 05:30 ]

中京記念を制し、重賞初勝利を飾ったグルーヴィット=中央(撮影・平嶋 理子)
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 サマーマイルシリーズ第1戦の「第67回中京記念」はグルーヴィットが接戦を制して重賞初制覇を飾った。伸び盛りの3歳馬が自慢の末脚を存分に発揮した。3~4角でズブさを見せて、松山の右ステッキが何発も入った。この愛のムチが闘魂を注入し直線へ。坂を上がると一気にエンジン点火で1番人気プリモシーンをかわし、外から詰め寄るクリノガウディーの猛追を鼻差しのいだ。

 初コンビを組んだ松山は「ズブさを見せたが、頭に入れていたので噴かしながら直線に向きました。長く脚を使って勝ち切ってくれて強い内容でした」と笑顔。前走・NHKマイルC(10着)は直線で詰まって不完全燃焼だったが、すぐに巻き返した。松永幹師は「期待通りの走り。まだ伸びしろもあると思います」と今後の成長に期待を込めた。古馬を一蹴して、つかんだ初タイトル。激戦の疲れを癒やし、さらなる高みを目指す。

 ◆グルーヴィット 父ロードカナロア 母スペシャルグルーヴ(母の父スペシャルウィーク)牡3歳 栗東・松永幹厩舎所属 馬主・(有)キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績5戦3勝 総獲得賞金6892万8000円。

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2019年7月22日のニュース